2009/02/14(土)10:40
黄砂、春一番、有田焼の雛人形。
昨日、車を運転しながら妙に視界が悪いと思っていたら、「黄砂」が原因だった。
毎回思うことだが、よくもこれだけの黄砂が中国大陸から遥々こんな所まで飛んで来るものだと感心している。
但し、急激な経済成長を続けている中国は、昔の日本と同じように公害や環境破壊が深刻な社会問題となっている。
おそらく黄砂だけで無く工場の煙突から排出される有毒な煙や年々増加を続けている自動車からの排気ガス等も偏西風に乗って日本へ飛んで来ているはずだ。
このまま中国の環境改善がなされない場合は、酸性雨等の影響により、日本(特に中国に近い九州地方)に深刻な影響が出ると言われている。
例えば、風光明媚な唐津市の名所「虹の松原」の何千本もの松の木もやがて全て枯れてしまうだろうと言われている。
昨年の北京オリンピック以来、少しは中国政府も環境問題に取り組み出している印象を受けたが、心配しているのはエネルギー対策として今後原子力発電所を次々に建設していく計画だと発表したことだ。
世界各地で天変地異の大災害が急増して来た昨今、(改めて原子力発電所の安全性や非効率性が問われているにも関わらず)無謀にも原発建設を推進するとは…その見識を疑わずにはいられない。
もしも原発で重大な事故が発生した場合、放射能被害は日本にも及ぶことだろう。
酸性雨どころか死の灰を含んだ「黒い雨」が降る日が来るかもしれない。
世界をリードする日本のハイブリッド車で使用されているバッテリーの製造技術を更に改良し、エネルギー対策全般にも広く活かして欲しいものだ。
黄砂の翌日の今日は、「春一番」が吹いた。
いずれも例年よりかなり早い時期らしいが、もしかすると今年は春の訪れが早くなるのかも…。
因みに、地元・佐賀県有田町では2月11日から(3月20日まで)「有田雛やきものまつり」が開催されており、一足早い「ひな祭り」気分が楽しめる。
新聞によれば、有田商工会議所に近い「有田館」に展示されている柿右衛門窯製の有田焼の雛人形や姉妹都市であるドイツのマイセン市で焼かれたドイツ製の雛人形が特に人気を集めているそうだ。
他にも有田焼卸団地等、町内各地で有田焼の雛人形を展示中!
…と言うことで、週末にお出かけの時には是非有田町へもお立ち寄りください。
「有田焼カレー弁当」等、グルメなお楽しみもあることだし…。