うさぎの日々是好日

ＢＳプレミアムで著名人がある目的を持ってその国を旅をする

「旅のチカラ」という番組があります。たまに見るのですが、なか

なか興味深い内容もあります。

栗原はるみさんがロンドンでお料理の修業をしたり、矢野顕子さん

が自分のピアノのルーツを知りたくてドイツはハンブルグまで

いったり・・・。

少し前になりますが、作家の高橋源一郎さんがイギリスのリーズに

ある子どもホスピス、マーティンハウスを訪れた様子が放送されて

ました。

イギリスは世界でも一番早く子どものためのホスピスができたとこ

ろで「マーティンハウス」は運営はすべて寄付、親が負担することは

ないそうです。親子で一週間滞在というパターンが多いそうです。

普段家ではどうしても両親は過保護になり、体のことを心配して

制約した生活をさせてしまいがちですが、ここでは皆のびのびと

動物とふれあったり、楽しく行事を過ごしていました。病院で最後の

時を過ごすよりも良いなぁと思いました。

中には滞在中に救急車で運ばれる子どももいるし、亡くなってしまう

こともありますが、亡くなった後もここで両親がこどもに付き添い

お世話をして気持ちの整理をして、お葬式をすることができるんです。

普通は亡くなると悲しむ間もなくお葬式となってしまい、気持ちが取り

残されがちですからね。

日本にもこんな子どもやご両親のためのホスピスがあったらいいなぁ

と思いちょっとしらべたら何カ所かあるようでちょっと安堵しましたが、

もっと増えると良いですね。

今回、旅をされた高橋さんすら私は存じ上げませんでしたが、とても

有名な作家さんでした。

もう還暦を過ぎてますが、男の子二人のお父さんで子育て真っ最中。

下のお子さんが病気になり医者から治っても重い障害が残る

可能性があると宣告されたのがきっかけで、障害のあるお子さんや

ボランティア、エコに興味を持つようになったそうです。それまでは

むしろそういうことが嫌いだったって。180度生活スタイルや価値観も

かわったそうです。←これわかる！

何がきっかけで人生の転機がおとずれるかわからないですね～。