Office2019 とOffice 365の違いを徹底解説!注意すべき点とは?
Office2019 とOffice 365の違いをご紹介します。Office2019が登場してから、既存のMicrosoft Office環境から、Office2019に移行すべきかOffice365に移行すべきかで迷っている方は、2つの購入形態の違いから注意すべき点がいくつかあります。Office2019とは?Office2019はOffice2016から3年越しの最新バージョンとなり、9月24日から(法人向け)正式リリース!Office 2019の対応OSは、Windows版がWindows 10のみ、Windows 7とWindows 8が対応外となります。Mac版がMacOS 10.12以降となっています。Office 2019のサポート期間は、固定ライフサイクルポリシーの例外として扱われ、5年のメインストリームサポートに続く延長サポートは約2年間しか提供されません。また、Office 2019では従来のMSI形式のインストーラーが提供されません。Office 365で一般的に使われているClick-to-Run形式のインストーラーのみとなります。Office2019 とOffice365の違い以下では、Office2019 とOffice365 Soloの違いをまとめました。一括払いと毎月払いOffice2019は永続ライセンス型で、料金を一括払って購入して永遠に使えます。Office365 Soloはサブスクリプション型で、月間或いは年間で契約します。契約期間の料金を支払えばいい。Office2019は2台に、Office 365は無制限にインストールできるOffice2019とOffice365ではインストール台数にも違いがあります。Office 2019は最大2台のPCにインストールできますが、Office 365 Soloは(10月02日から)無制限にインストールできます。Office 365 Soloはこの前、2台のPCしかインストールできないでしたが、10月02日からこの台数制限が撤廃され、Office 365個人向けプランは一律に「インストール数は無制限、同時に最大5台のデバイスでサインイン可能」と変更になります。Officeアプリによる違いOffice 2019では「Word」、「Excel」、「PowerPoint」、「Outlook」、「Access」、「Publisher」、「Project」、「Visio」の8種類のOfficeアプリが提供されますが、このうち「Access」、「Publisher」、「Project」、「Visio」はWindowsのみに含まれます。Office 2019では「OneNote 2019」が提供されないため、Windows環境ではOneNote for Windows 10(ストアアプリ)版や旧バージョンの「OneNote 2016」を代わりに利用する必要があります。Office 365 Soloでは、「Word」、「Excel」、「PowerPoint」、「Outlook」、「Access」、「Publisher」、「OneNote」などすべてのOfficeアプリを利用できます。常に最新機能と常に同じ機能Office2019で使われる機能が固定されて、新機能の追加などがありません。これに対して、Office365では常に最新機能が追加され、契約期間中のユーザーは新機能を無料で使えます。価格による違いOffice 2019のアメリカでの法人向けの価格は2016から10%値上げされました。日本での個人向けの価格も同様に2016から10%値上げされるとすると以下のようになります。 価格Office 365 SoloOffice Professional 2019予想価格 Office Home & Business 2019予想価格Office Personal 2019予想価格1年12,744円67,491円39,276円33,633円2年25,488円67,491円39,276円33,633円3年38,232円67,491円39,276円33,633円4年50,976円67,491円39,276円33,633円5年63,720円67,491円39,276円33,633円Office2019 とOffice365の違いから注意すべき点とは?Office 2019はMicrosoft Office の最新バージョンとして、当然ながらOffice 2016から様々な機能が強化されています。ただしここで注意が必要なのは、Office 365にはすでにそれらの機能が実装されているという点です。さっき話したように、Office 365は永続ライセンスのOffice 2019と違って継続的に機能が追加されるというメリットがあります。従って、Office 2019にて新しく実装される機能のほとんどは、Office365ではすでに実装されているのです。そのためOffice 365を契約すればOffice 2019のリリースを待たずとも、Office 2019の新機能をいち早く無料で使えます。ただし、上の価格表から分かるように、Office 365 Soloの3年目の契約料金がOffice Personal 2019の価格を上回ります。Office 365 Soloを3年間契約する料金で、永続ライセンス型のOffice Personal 2019を購入して永遠に使えます。こう見ると、Office 2019の方がOffice 365よりお得に感じますね。悩むことですね。一体、Office 365に移行するか、Office 2019に移行するか?常に最新機能を使いたいなら、Office 365、価格面を重視し、Office 2019の機能で十分だと思うなら、Office 2019に移行した方がいいでしょう。