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NO-NAMEの隠れ家

NO-NAMEの隠れ家

TWINZER

TWINZERって…!?

Being系グループの一つ。生沢佑一(Vo)を中心としたプロジェクトです。
1992年にデビューし、2ndシングル『OH SHINY DAYS』(オリコン最高位12位)がヒット。一時期、元BLIZARDの松川"RAN"敏也が正式メンバーとして加入していたこともありました。以降は再び、生沢を中心としたプロジェクト形態に。2000年に活動休止。
楽曲は、アコースティックなものからハードロックまで様々なサウンドを展開しました。日本有数のヴォーカリストとも言われる生沢佑一の歌声が最大の魅力。


レビュー掲載作品

『OH SHINY DAYS』
『DON'T FORGET YOU』(シングル)
『Feel All Right』
『STRANGE BLUE』
『BADGE』




作品レビュー

1stアルバム
『OH SHINY DAYS』
(1993.11.24)

1.CARRY ON ~旅立つ君へ~

何重にもヴォーカルトラックを重ねたアカペラの小品。いきなりシャウトで入ってくるあたり、自信が覗えます。

2.LEAVE ME ALONE ★★★★

デビューシングル。作曲、編曲をTUBEの春畑道哉が手がけました。都会の情景がサウンドだけで浮かぶような音作りは見事だし、生沢さんの声の魅力も見事に示したナンバーと言えるのではないでしょうか。
歌詞は、一方では「そのすべて愛しくて」と唄いながらも、タイトルでもある「leave me alone」という叫びがなんとも切なく染みます。

3.LET'S STAY TOGETHER ★★★

アメリカンなカントリーロック。ソウルフルな女性コーラスと、ズドンと力強く刻まれるリズムがいいですね。

4.OH SHINY DAYS ★★★☆

5.消えないでSeason ★★★☆

ここでガラッとアルバムの空気を一気に変える曲が登場。
シンプルなアレンジながら、ここまで壮大さを感じさせられるのは、生沢さんのスケール豊かな歌唱の賜物でしょう。

6.I WILL WATE FOR YOU ★★★

スタンダードな構成のバラード。この曲は生沢さん自身の作曲で、自らの伸びのある声をこれでもかとばかりに見せ付けてくれます。

7.LET ME TRY AGAIN ★★★

5曲目と並んでアルバム中で良いアクセントになっているのがこの曲。ブルースハープと堅い音に作り込んだアコースティックギターで、ブルースフィーリングを醸し出しています。

8.愛を探してる ★★★
9.THAT'S CRAZY ★★☆
10.YOU'RE A WOMAN ★★☆

総合 ★★★

TWINZERの最大の武器はもちろん、生沢さんの歌唱でしょう。この人のヴォーカルは、野性的な熱さがあって、表現力豊かなんですね。ここまでの「迫力」と「説得力」を持ったヴォーカリストはなかなか居ません。
アルバムのほうは、様々な作家陣が手がけた曲が並んでいるのですが、散漫な印象はあまり感じません。粒ぞろいながら綺麗にまとまっているなと。どちらかというとアコースティック色が強いですね。「唄」をじっくり聞かせるタイプの曲が多いかな。後半が悪い曲じゃないんですがやや退屈なのでこの評価ですが、前半の流れは素晴らしいし、星3つという評価以上に味わい深い作品だと思いますよ。
(記:2005.8.18)










4thシングル
『DON’T FORGET YOU』
(1993.12.16)

1.DON’T FORGET YOU ★★★
2.君を抱いて眠りたい ★★★

今作の後にギタリスト松川敏也が加入するため、『DON’T FORGET YOU』は、アルバム『Feel All Right』ではギターが松川さんのものに差し替えられたバージョンが収録されることになります。葉山たけしがギターを務めるシングルバージョンは、ここでしか聴くことができません。
『君を抱いて眠りたい』は、完全アルバム未収録。作曲の望月斉氏が、「サイダーノーツ」でお馴染みの音楽評論家の斉田才氏と同一人物であるという話もありますが、真相は未確認。
(記:2008.6.16)










2ndアルバム
『Feel All Right』
(1994.8.21)

1.Dear My Love ★★★
2.想い出は抱きしめられない ★★★
3.激しい雨に打たれ ★★☆
4.Glory ★★
5.OUR LOVE STORY ★★☆
6.PLACE FOR TWO ★★★
7.ALL RIGHT ★★★
8.今なら すべてを ★★★
9.I still love you ★★★
10.Walk On ★★★
11.DON’T FORGET YOU (Renewal Version.) ★★★

総合 ★★★

1993年12月の4thシングル『DON’T FORGET YOU』をリリースした後、元BLIZARDの松川"RAN"敏也が加入。TWINZERは2人体制になりました。
ギタリストが加入したということで、サウンドも前作のアコースティック色を一掃、ハード色が押し出されてきました。エレキもぎゅいんぎゅいん鳴っています。かなり暑苦しいアルバム(笑)。
生沢さんの野性的なヴォーカルは相変わらず流石なもんですが、前作ほど、1曲1曲のサウンドに個性というものが見えてこなくなったという印象。とにかくひたすら暑苦しいです(笑)。聴き込んで面白いのは前作のほうでしょう。
『DON’T FORGET YOU』は、再レコーディングして収録。トップバッターの『Dear My Love』が良いですが、どちらかと言えば『I still love you』・『Walk On』など、アルバム後半が聴き所。
(記:2007.9.15)










6thシングル
『こんな時君に逢いたい』
(1995.2.22)

1.こんな時君に逢いたい ★★★
2.I’m Looking For Loving ★★★

松川さん在籍時のシングル。アルバムには収録されていないので、8cmシングルでしか聴くことができません。雪崩れ込むバンドサウンドが迫力あるロックバラード。生沢さんのヴォーカルも、バンドと闘うかのような野性味たっぷり。
c/wの『I’m Looking For Loving』は、アルバム『STRANGE BLUE』にはリテイクして収録されています。アルバムでは明石さんが編曲を務めていますが、こちらの編曲には松川さんが関わっています。聴き比べてみるのも面白そうですね。
(記:2009.3.27)










3rdアルバム
『STRANGE BLUE』
(1996.3.21)

1.The Pain ★★★
2.HOT TIME ★★★
3.STRANGE BLUE ★★☆
4.Someday ★★☆
5.Rock Man ★★★
6.Dark & I, Dead or Alive ★★
7.Love Train Running ★★☆
8.STOP IN THE BURNIN’ LOVE (Remix) ★★☆
9.I’m Looking For Loving (Album Version) ★★★
10.ROCK AND ROLL ★★★

総合 ★★☆

1995年11月の7thシングル『STOP IN THE BURNIN’ LOVE』のリリース後、松川が脱退。TWINZERは再び生沢1人体制に。
ほとんどの楽曲を生沢さん1人で作曲。アレンジャーには明石昌夫を迎え、松川さんとの2人時代とはまた違った、風通しの良いハードロックサウンドを展開。前作のような湿度の高さは感じさせません。デビュー期の彼ららしいアコースティックな空気も程よく取り入れ、これまでを土台にしながら新たなTWINZERサウンドを提示しています。
なるほど、こう来ましたか。ここまでの3作品、全てアルバムカラーが違います。オープニングの『The Pain』、そして2曲目の『HOT TIME』と、テンション高く幕を開けます。ただ、確かに凄いんだけど…凄いんだけど~、その後がちょっと続かない印象。雰囲気は良くても、楽曲そのものにいまいち惹かれない…。聴き終えた僕にはもどかしさだけが残りました。う~ん、難しい!
ラストの『ROCK AND ROLL』は、Led Zeppelinのカバー。生々しい生沢さんの歌声にゾクゾク。すぐ傍で歌っているかのようです。
(記:2007.9.16)










4thアルバム(ミニアルバム)
『BADGE』
(1996.11.21)

1.BADGE ★★★
2.King of the Jungle ★★★☆
3.Crying in the rain ★★★★
4.That’ll be the day ★★★★
5.Anytown USA ★★★
6.Tomorrow ★★★

総合 ★★★★

カバー2曲を含む全6曲は全て英語詞、ハードな質感で統一した挑戦的な一枚。遂に…といいますか、TWINZERがいよいよもってHRに完全移行した作品と言えるでしょう。生沢佑一のヴォーカルは、もっともっと評価されなければいけないなということを痛感。これだけのヴォーカリストは、そうはいません。ハードな演奏に負けじと、いや、その楽器隊の演奏をも揺さぶるかのように暴れまくる歌声は圧巻。商業音楽の枠を振り切り、これだけの自由奔放な作品を…よくやってくれた!!
(記:2008.6.16)










5thアルバム
『Prayer』
(1997.4.23)

6thアルバム(ミニアルバム)
『LIKE A TEEN SPIRIT』
(1997.7.24)

7thアルバム
『FIFTH HARD CORE』
(1997.11.21)

11thシングル
『She's in love』
(1998.3.25)

12thシングル
『Yo! Chicken』
(1998.6.24)

13thシングル
『HEARTLAND』
(1998.9.23)




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