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NO-NAMEの隠れ家

NO-NAMEの隠れ家

B'z(3)

作品レビュー…の続き

19thシングル
『ミエナイチカラ ~INVISIBLE ONE~/MOVE』
(1996.3.6)



アルバム『LOOSE』以来となる1996年最初のCDリリースは、B’z史上初の両A面シングル。時折、『BLOWIN’/TIME』や『HOME/The Wild Wind』といった表記をメディアで見かけますが、正式な両A面シングルは今作が唯一。1996年の年間第11位。
『ミエナイチカラ ~INVISIBLE ONE~』は、テレビ朝日系アニメ『地獄先生ぬ~べ~』初代エンディング・テーマ。
『MOVE』は、ベネッセ「進研ゼミ中学講座」CMソング。

1.ミエナイチカラ ~INVISIBLE ONE~ ★★★☆

重厚でメロディアスなミディアム・ナンバー。パワフルなヴォーカルと力強い歌詞で背中を押してくれる応援歌です。
流麗に最後まで流れるようでいて、Aメロからサビへの強引な突入や、間奏前のブレイクに続く「Now you got it made」(…かな?)というシャウトなど、所々に耳を引き付けるフックを仕掛けています。叫ぶようなヴォーカルとその後を追うコーラス、そしてギターとが一体となって畳み掛けてくるエンディングは感動的。

2.MOVE ★★★☆

ストレートな高速HR。両A面ながら、『Mixture』にしか収録されていないこともあり、知名度はいまひとつ。でも、B’zのロックな側面が好きな人なら、聴いておいて損はないですよ。しかし、これが「進研ゼミ」CMソングに使われるとは。ア然。
(記:2008.8.12)










20thシングル
『Real Thing Shakes』
(1996.5.15)



前作から2ヶ月で早くもリリースされた新曲。Led Zeppelinなどを手掛けたアンディ・ジョーンズをプロデュースに迎え、およそ一般受けを無視したかのような全歌詞英語シングルで度肝を抜きました。一方で1曲入り500円とお求め安い形態でリリースしたことも奏功したか、日本人アーティストによる全英語詞シングルとして初のミリオン突破。このへんのバランスを取った売り方が当時のB’zらしいといえばらしいですね。近年は、シングル一挙マキシ化あたりの頃から、露骨な商業主義に傾いていますが…。

1.Real Thing Shakes ★★★★

日本のマーケットでこの曲をミリオン行かせるB’zはもはや無敵ではないかと思えてしまうような、全歌詞英語のHRナンバー。メロディーもまだキャッチーさは保ってはいるものの、前年のアルバム『LOOSE』に収録されているような楽曲を考えると、ライトリスナーへの配慮という点を大幅に切り落としてこの曲の制作に当ったのであろうことは想像に難くありません。リフ自体はシンプルですが、ギターを幾重にも重ねたゴリゴリのサウンドがこの曲を独特のものに仕上げています。常人の域を超えたAメロの高さは反則級。この曲はもうルール違反というか、なんというか。最近のアルバムにこういった曲が入っていてもおかしくはないですが、この時点でこれをシングル・リリースしたというのはね、凄いです。「B'zって格好良い」と一番思える曲。2nd-beatもやりたい放題やって1,000円で売ってくれればなお良かった!(笑)。
(記:2008.8.12)





ミニアルバム
『FRIENDS II』
(1996.11.25)


9thアルバム
『SURVIVE』
(1997.11.19)

24thシングル
『さまよえる蒼い弾丸』
(1998.4.8)

ベストアルバム
『B'z The Best ''Pleasure''』
(1998.5.20)

25thシングル
『HOME』
(1998.7.8)

ベストアルバム
『B'z The Best ''Treasure''』
(1998.9.20)

26thシングル
『ギリギリchop』
(1999.6.9)

10thアルバム
『Brotherhood』
(1999.7.14)

11thアルバム
『ELEVEN』
(2000.12.6)

32ndシングル
『GOLD』
(2001.8.8)

12thアルバム
『GREEN』
(2002.7.3)





バラードベストアルバム
『The Ballads ~Love & B’z~』
(2002.12.11)

1.いつかのメリークリスマス
2.ALONE
3.今夜月の見える丘に
4.HOME
5.Calling
6.TIME
7.消えない虹
8.月光
9.ハピネス
10.もう一度キスしたかった
11.泣いて泣いて泣きやんだら
12.ONE
13.Everlasting
14.GOLD
15.SNOW
Secret Track
(いつかのメリークリスマス ニュー・バージョン)

「いつか出る」と噂され続けていたB’zのバラードベストが遂に発売。
選曲のほうも、なかなか悪くないです。シングル曲に偏ることなく、アルバム曲や2nd-beatからも選曲されています。これまでシングルオンリーだった『HOME』が初めてアルバムに収録されたことや、『月光』が高音質で聴けることも、ファンには嬉しい点ですね。で、その一方で『いつかのメリークリスマス』を1曲目に持ってきたり、知名度のある『ALONE』や『Calling』もちゃんと収録したりして、ライトリスナーへのアピールもバッチリ。2003年の年間第3位のヒットアルバムとなりました。この作品のプロモーションで、B’zの2人がサンタに扮した広告も印象的でした。
15曲目の『SNOW』終了後には、ボーナス・トラックとして、『いつかのメリークリスマス』の新バージョンが。徳永暁人による打ち込み色の強いアレンジになっています。終始ピコピコした音が鳴り続けるなど、ケッタイな出来に。原曲のほうがずっと良いです。まぁ、実験的トラックということで解釈しておきましょう。
『HOME』・『ONE』・『GOLD』の3曲がアルバム初収録。『ALONE』は冒頭にコーラスが入るアルバム『IN THE LIFE』収録のものと同バージョン。『今夜月の見える丘に』は、ギター・ソロが新しいテイク。これで、『今夜~』は3バージョン目です。
(記:2008.8.12)










13thアルバム
『BIG MACHINE』
(2003.9.17)

36thシングル
『BANZAI』
(2004.5.5)

37thシングル
『ARIGATO』
(2004.9.1)

14thアルバム
『THE CIRCLE』
(2005.4.6)

39thシングル
『OCEAN』
(2005.8.10)





ベストアルバム
『B'z The Best ''Pleasure II''』
(2005.11.30)

1.OCEAN
2.今夜月の見える丘に
3.愛のバクダン
4.ultra soul
5.HOME
6.いつかのメリークリスマス ~「恋するハニカミ!」バージョン~
7.熱き鼓動の果て
8.野生のENERGY
9.IT’S SHOWTIME!!
10.juice
11.May
12.ギリギリchop
13.RING
14.BANZAI
15.ARIGATO
16.GOLD

デビュー10周年の1998年にリリースされて大ヒットした金銀のベストアルバムから7年。「第3のベスト盤」としてリリースされたのが、今作『Pleasure II』です。ファンなら誰もが、「次のベストは20周年のときだろう」と考えていた中で、突然の今作の発表。予想外の展開でした。
そして、そうしたファンの予想通り、20周年にあたる2008年には『ULTRA Pleasure』・『ULTRA Treasure』の2枚組ベストアルバム2作品がそれぞれ発売され、今作は現在では非常に中途半端なポジションになってしまいました。流れとしてみてみると、どうにも余計なリリースだった気がしてなりません。

そもそも、このタイミングでのリリースは何故だったのかということについてですが、この時点での最新シングル『OCEAN』のヒットに乗じて、もう一稼ぎしておこうというレコード会社の商業主義のように感じてしまうのは仕方ないところではあります。ライブ映像をiTunesでダウンロード出来るカードを特典として付けたのも、なんだかなぁ。松本さんは「17周年だから」というワケのわからないことを言っていましたが…(笑)。大人の事情はわかりません。

そんなリリースの経緯のボヤけ具合に反して、アルバムの内容のほうは非常に明快な選曲になっています。金銀のベスト『Pleasure』・『Treasure』からこの時点の間に発表された全シングル曲+『いつかのメリークリスマス』のニューバージョンという、全16曲の収録。たっぷり溜まった楽曲の中から選曲した初代『Pleasure』とは違い、選曲のほうも余裕がないですね。聴いてみても、ボーナストラック等のサプライズは何もなし。唯一の新音源がバラードベストに続いてまたしても『いつメリ』というのもちょっとファンに対しては弱いですねぇ。あと、『~「恋するハニカミ!」バージョン~』っていうタイトルも勘弁してくれ。肝心の曲自体も、冒頭のオルゴールがカットされ、鈴の音から始まるアレンジになっていたり、ヴォーカルが新録音になっていたりしていますが、あまり新鮮味はないです。オリジナルに及ばないけど、悪くもないといった具合。

なお、今作の発売時点において『OCEAN』・『BANZAI』・『ARIGATO』の3曲がアルバム初収録。『今夜月の見える丘に』・『ultra soul』・『野生のENERGY』・『IT’S SHOWTIME!!』・『juice』・『ギリギリchop』の6曲がシングルバージョンアルバム初収録となっています。

そして、現在まで、『野生のENERGY』・『May』・『RING』・『ARIGATO』が収録されているベスト盤は今作のみ。そういう意味では、一応存在価値は残っていると言えるかな。

なお、金の『Pleasure』、銀の『Treasure』ときて、今回のジャケットは真紅。ジャケットやレーベルのデザインは、丁度『Pleasure』の配色をひっくりかえした形になりますね。B’zの2人が「稲葉製作所」・「松本引越センター」とコラボした新聞広告は面白かったです。
(記:2008.8.12)





15thアルバム
『MONSTER』
(2006.6.28)





43rdシングル
『永遠の翼』
(2007.5.9)

2007年第1弾シングル。『永遠の翼』は、映画『俺は、君のためにこそ死ににいく』のために書き下ろされたバラード。「またバラードかよ」という気持ちもなくはないのですが…。ライトリスナーからすると、「『OCEAN』と変わらないじゃん」という印象があるかもしれません。
2nd-beatの『ロンリースターズ』は、映画『北斗の拳 ラオウ伝 激闘の章』主題歌。
今シングルでは、ドラムスにJOSH FREESE、ベースにSEAN HURLEYという新たなサポートメンバーを迎えました。
初動売上15.3万枚。

1.永遠の翼 ★★★

もう盤石盤石盤石…(笑)。まったく破綻も驚きもないコテコテのB’zバラード。サビで被さるストリングス、分厚くなるコーラス、どこをとってもB’zのバラードといった感じです。
特攻隊員となった若者の青春を描いた映画の主題歌ということで、テーマに合わせて楽曲が書き下ろされています。サビで何度も歌われ、曲題でもある「永遠の翼」というフレーズを、映画と重ね合わせると、なんとも胸にくるものがありますね。
冒頭、そして間奏明けのサビ前に奏でられるピアノが美しい。ここが今作一番の聴き所と感じています。
ちょっと気になったのは、「僕らがいつも目ざすのは~♪」というブリッジの部分。こういった構成も得意なものですが、今作では曲の流れとしてはやや強引な印象を受けました。
しかし、全体を通してみると本当に盤石です。初聴時、後奏でのストリングスで、絶対ここに稲葉さんのシャウトが被さってくるだろうなぁと思っていたら、本当にきましたから(笑)。

2.ロンリースターズ ★★

サビで爆発するといったタイプの、ロック色の強いナンバー。イントロから聴こえるデジタル音が、この曲のもうひとつの特徴でもあります。
稲葉さんのぶっといシャウトと、ハードな音圧に聴き惚れるのも良し。そして、松本さんの早弾きギターソロ。これに体を躍らせるのも良しです。
ただ、全体としては、う~ん、もうひとつ。この曲って、音としてはよくあるタイプなんですが、なんか構成が普通ではないんですよね。複雑ってわけではないのですが、普段ならもっとシンプルにしていたところを、ここでは敢えて引き伸ばしていて、それが僕にはイマイチ。やっぱり2nd-beat止まりの楽曲かなぁという印象です。

(記:2007.6.17)










44thシングル
『SUPER LOVE SONG』
(2007.10.3)

通算44作目となるシングル。『太陽のKomachi Angel』より続くオリコン1位記録も今作で40作連続となりました。
初回限定盤には、表題曲『SUPER LOVE SONG』のLIVE映像を収録。

1.SUPER LOVE SONG ★★★★☆

大きく振りかぶったタイトルでどう来るのかと思いきや、意外にもハイテンポな生音ロックチューン。重量感たっぷりでありながら軽やか。金切り声の稲葉ヴォーカルが乗ることで、これぞB’zというサウンドになります。その上で歌われる天然の歌詞は好き嫌いがあるでしょうが、サウンドだけ聴いても十分にオイシイ。この手のパターンで来れば、J-POPというフィールドでは他の追随を許さない域。9月にはアジア初のHollywood’s RockWalk殿堂入りが決まった彼らですが、気負いはまったく感じさせませんね。
一般受けするかどうかは分かりませんが、個人的にはかなりのヒットシングルでした。

2.ここから ★★☆

穏やかなピアノからスタートするミディアムチューン。サビらしいサビのない構成(強いて言うなら「あやまちに気づき~♪」の部分か)が特徴的。中盤のパワフルな展開が聴き所。
リスタート系の歌詞は、またかという感もなくはないです。

3.FRICTION ★★★

全編英詞による正調HR。シャウトも存分に堪能できます。メロディーはキャッチー極まりないので、3曲の中では一番耳当たりが良さそう。
個人的には、B’zはやっぱり日本語詞を歌ってほしいな。こう言ってしまうと身も蓋もないけど、英詞だと洋楽を聴けばいいじゃんってなっちゃうから。

(記:2007.11.12)





16thアルバム
『ACTION』
(2007.12.5)

45thシングル
『BURN -フメツノフェイス-』
(2008.4.16)

ベストアルバム
『B'z The Best ''ULTRA Pleasure''』
(2008.6.18)

ベストアルバム
『B'z The Best ''ULTRA Treasure''』
(2008.9.17)


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