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胚培養士のひとりごと

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葵3704

葵3704

2011.06.29
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カテゴリ:カテゴリ未分類
今日は昨日書きそびれた事を書きます。

昨日は抄読会でした。
つまり、英語の論文を読んで詳細に発表する、というもの。
論文にある図や表を細かく分析したり、和訳をまとめたりして、時には参考資料も添えて報告します。


昨日は私の番☆
論文は生殖医療に関わるものなら何でも良いのですが、
今回は、次の学会発表でKちゃんに発表してもらう内容に近いもの、
曰く『40歳以上のART(生殖補助医療)成績について』。

エジプトの先生の論文ですが、そこの施設では、
年に4000件程度の採卵をしており、
なかなかのボリュームです。


日本では未だに『生理があれば妊娠できる』と信じているヒトが多く、
30代後半から徐々に妊娠率は低くなり、40代になるとさらに低下し、
ある年齢からは妊娠しても出生児を得る確率よりも流産する確率が増えてしまう事実があまり知られていません。

そしてその年齢が実際『40代』ではなくて何歳なのかを詳細に検討した論文を読んで報告しました。

アメリカではドナー卵に対する認識が日本とは異なり、
簡単に卵を他人から貰っちゃうようですが、
(だからアメリカは高齢出産率が高い)
エジプトも日本と同様に、卵を貰うことには、
倫理的、文化的、宗教的などで抵抗があるようです。


で、自分の卵で何歳まで妊娠して出産出来るか…

その論文によれば『43歳』がポイントでした。

43歳以上になると、生児獲得率よりも流産率が高い。
さらに45歳以上になると、その割合が顕著だそうです。

あ、自然妊娠とART(生殖補助医療)では異なる、とも書いてありましたよ。



で。
私たちの病院では半分近くが40代です。
私たちは、患者様が望めば、リスクを説明した上でARTをします。

って、ボスが語り出しました。

私にはむやみやたらと引き受けていて
リスクの説明などしていないように見えたのですが…

それから、卵があとどれくらい卵巣に残っているかというのを調べる血液検査があるのですが…
半年前にはうちも検査し始めると言ったのに、まだ始まってません。

この血液検査が出来たら、
40代でも43歳以上でも、
見込みがあるかどうか調べられるのに。


ボスのゆるゆるとした事務手続きのせいで…
なかなか前にはすすめないのです。

でも。
私たちは、年齢問わず、
いつも一人一人に真剣に取り組ませていただいています。





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Last updated  2011.06.29 18:25:09
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