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胚培養士のひとりごと

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葵3704

葵3704

2011.09.13
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カテゴリ:学会
今日まで世界体外受精会議でしたー。

やーーーっと、長い学会の毎日が終わりましたー。
疲れたー(汗)


病院と学会会場を行き来することも物理的に疲れますが、
学会でお勉強すること、
業者さんや同業さんたちとお話しして、知見を深めること、
後半の学会は英語が公用語だったこと、
などなどが、
なんだかお祭り騒ぎのようで、精神的に疲れるのですー。

いや、楽しいけど。大好きだけど、学会の何とも言えない雰囲気が(爆)


さて。
今日はWHOの方のお話から。

表題の通りなんですが、、、。

皆さんは不妊症の定義をご存知でしょうか?

現在の定義は、
「子供を欲しいと考え、避妊していない状況で二年以上経っても子供を授からない場合」
を、不妊症と言います。

日本だと古風だから「婚姻してから」とする風もありますが、
今や、結婚する前から子供を授かりたくて頑張っている方も多いので、
婚姻を基準にするのはナンセンスですね。

フランスなどでは婚姻なんかまったく基準にしていないし。

でも、昨今の状況から、不妊症の定義を変えることになりそうだと。

婚姻していようが未婚だろうが関係なく、
子供を作ろうとするカップルが『一年以上』経っても子供を授からない場合を
不妊症とする、
ということになりそうです。


まぁ。。。。
お子さんを欲しいカップルにしてみれば、
定義なんてどうでもよいのかもしれませんが。。。


また、世界的にみても、日本の不妊症の患者さんは高齢化が進んでいるらしいです。
特に日本が特化していて、40代の患者様が多い。
日本の場合、40代が3割、30代3割、20代3割ぐらいになっていますが、
欧米ではそんなことないらしく。
スイスだったかヨーロッパのある国では20代が6割ぐらい、30代が9割ぐらいで
40代が1割ぐらいしかいない国もありました。


日本では初産の年齢も高齢化しています。
結婚する年齢も高齢化しているので、
結果的にそうなるのかもしれません。

WHOは、
子供がちゃんと育つように、とか、
赤ちゃんがちゃんと生まれますように、とか、
女性が迫害を受けないように、とか、だけでなく、
世界の不妊症についても力を入れているのだ、と言っていました。

以前は先進国だけの問題だった不妊症も、
今では発展途上国でも問題になってきている、とか。
アフリカでも不妊症は問題になりはじめたようです。

今日は、こんな話からまとめてみましたー。


そうそう。
不妊症に関する豆知識も増えてきたことだし、
ブログを見ていただく方が一人でも増えたらよいなと思って、、、。

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Last updated  2011.09.13 17:19:41
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