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ここの所、慌ただしい日々を過ごしておりましたが、昨日は仕入れとアートフラワーのレッスンも兼ねて上京しておりました。
そして仕事の合間に、友人から頂いた「秋岡芳夫展~モノへの思想と関係デザイン」のチケットを片手に目黒区美術館へ行ってきました。 ![]() みなさんは、秋岡芳夫氏ってご存知でしょうか。 正直私は存じませんでした。 しかし、昨日は、秋岡氏なる人物の凄さに圧倒されて帰ってきました。 秋岡芳夫 童画家、工業デザイナー、生活デザイナー、木工家、プロデューサー、道具の収集家など多彩な顔を持ち、伝統と現代を融合させるユニークでユーモアのある思想と方法論で、多くの人々に影響を与えてこられた方。 残念ながら、もう没後14年経ちます。 とにかく一言では表現できないくらい、いろいろなことを後世に残してこられた方という印象を受けました。 幼いころ、良く読んだ「チャイルドブック」の表紙、そして「かがく」「がくしゅう」の教材のデザインで子どもの心をつかんだかとおもいきや、カメラ機器や家電製品からバイクに至るまで数々の工業デザインを手掛け・・・。 そして60年代~70年代、東京オリンピック、世界万国博覧会に沸き立つ「消費の時代」の到来。 こうした社会においての工業デザインに次第に疑問を持ち、企業の生産性重視のデザインのあり方に背を向け、個人の暮らしや日本各地の手仕事や生産者に目を向けて行きます。 また晩年は木工で過疎化の町おこしに勤めたり、失われゆく職人とその文化とともに、日本から消えつつあった多くの工具を収集したり・・・。 秋岡氏の思想~良いものを永く使おうという言葉 「消費者から愛用者へ」 「手の復権」 という言葉が生まれてきます。 展示されていた言葉~ 道具は使えなくなったら、使えるように工夫する、そして工夫したモノを心を込めて使ってみる。 またダメなら工夫する。その繰り返しだと。 今、世間は、まさに「断捨離ブーム」 私の中ではずっと、大震災に被害に遭われた方々はど、この「断捨離」ブームをどう、感じるだろうか。 という疑問がありました。 モノが一瞬で無くなり困っている被災された方々、一方では、わざわざ、手放す。 いまいち、その流れについていけない自分がいましたが、なんとなく秋岡氏の展示会を訪れてその理由がわかった気がしました。 少ないモノで豊かな暮らしをする。持ちすぎない。それは前提。 しかし、なんでも片づけてしまうのではなく、使えないモノを使えるように工夫する。モノを心を込めて使ってみる。 そこなんだな。きっと。 そんな気づきを頂いた日でした。
こんにちは^^
私もちょっとバタバタしていて・・・少し御無沙汰していました。m(__)m 私も秋岡芳夫さんという方のこと、初めて知りました。 チャイルドブックと科学、学習・・・懐かしい~~(o゚▽゚)o 知らないだけで、ずっとお世話になっていたのですね^^; 「道具は使えなくなったら、使えるように工夫する、そして工夫したモノを心を込めて使ってみる。 またダメなら工夫する。その繰り返し」・・・いいですねえ・・(*^_^*) この言葉、心に染みました☆ シェアさせて頂いて・・・ありがとうございますd(^^*) (2011年12月19日 14時12分14秒)
クローバー水さん
おはようございます! 科学と学習、本当に懐かしいですね。 展示会には、子ども達に夢や希望を与える絵画、そして高度経済成長の社会への風刺絵もユーモラスに描かれていたのが印象的でした。 モノを大切にする心・・・忘れてはならない日本の良き文化を担っていたのだと感じました。 いつもコメント頂きありがとうございます♪ (2011年12月20日 09時20分16秒) |