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2007年02月05日
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泣いちゃいました…いい年した大人がコミックを読んで泣いちゃうなんて涙ぽろりいえ、きっとこの本を10巻まで読み続けた人はみんな泣いちゃうはずです。クスン。

山岸涼子さんの「テレプシコーラ(舞姫)」10巻を、今日会社のN子ちゃんから借りました。





会社の同僚で、やはりバレエを習っている年下のN子ちゃんとは、趣味が同じなので仲良しで、彼女が愛読している「テレプシコーラ」もいつも貸してくれるんです。

「明日一緒にどこで泣いたか語り合いましょうね」
というメッセージ付きで、買ったばかりの本を、貸してくれました。

ティッシュ片手に読みました…
涙ぽろりなんていったらいいんだろう、しっかり者で、けなげで可愛い、近所か親戚の女の子が、本当にイジメを苦に自殺してしまったかのような、リアルな喪失感と悲しみに包まれてしまいました。

頑張り屋の千花ちゃん、とうとう、ひとりで旅立ってしまいました…。
偉かったね、よく頑張ったね、千花ちゃん。
天国で、楽しく踊り続けてね
(「きっとおばあちゃんがお孫さんを連れて行ったのね…」と、近所のおばさんたちが話していた会話のように、きっと天国に行ってると信じてますよ緑ハート

私も身内を亡くしたことがありますが、このコミックスは、そうした家族を(しかも自殺という形はさぞかしショックでしょう)失った人々の心理や行動を、本当にリアルに描いていると思います。

お姉ちゃんを失って、一緒に寝ていた部屋で眠ることが出来ずに、お父さんとお母さんと、残された次女六花ちゃんが川の字になって眠る小さなコマを見て、泣けてしまいました。

きっと、同じような目に遭った人たちは、こうするでしょう。

私も、父を病気で亡くした後、母と二人で一緒の部屋で何日も眠りました。そんなことを思い出しました。

それから、バレエが踊れなくなるって言う悲しみも、私はプロじゃないけれど、やっぱり分かります。

ただ、読みながら思い出したことがあって。

私は、この前すばらしいダンサーの方のレッスンを受ける機会があったんです。
ヨーロッパの有名なコンテンポラリーダンスのカンパニーで活躍されている日本人の女性ダンサーです。かつてかの有名なローザンヌ国際バレエコンクールでジゼルを踊られて(確か通っているバレエ教室のビデオで拝見したことがあるような?)、スカラーシップを取った方。

レッスンも、人柄の暖かさが伝わってくるすばらしいひと時でした。バレエというよりはコンテンポラリーのクラスに近い、のびのびと自由な、そして体が動かせることを感謝したくなるようなレッスンでした。

その彼女が、トウシューズクラスの前に「私は20代に入ってすぐ、靭帯を切ってしまってトウシューズは履けなくなったので、口で説明しますね」っておっしゃったんです。

もしかしたら有名な話だったのかもしれませんが、私は何も知らなかったので、「ああ、そうだったんだ」って思いました。
それでクラシックからコンテンポラリーに転向されたのでしょうか。
コンクールで素敵なジゼルを踊ってらしたバレリーナさんは、今ははだしで自由に踊る、すばらしいコンテンポラリーダンサーになっている。

どちらの彼女もすごいダンサーだけど、今笑顔で柔らかな口調で、目の前で踊っているこのひとは、色んなことを乗り越えてらしたんだ。
だから、手の動きひとつさえ人の目を奪えるような素晴らしい踊りが出来るんだ。
その人に、ほんのわずかな時間でも、教えてもらえる喜びをしみじみ味わいました。

「テレプシコーラ」から話がそれてしまいました…。

とにかく、最近そんな素敵な方を見てしまったので、千花ちゃんにもそうなって欲しかった、違う形でのダンサーを目指して欲しかったなあ、と、涙目で読みながら思ってしまったのでした。

コミックスなのに、こんなこと考えさせちゃうなんて、すごい作品です。

そして、シベリウスの「トゥオネラの白鳥」をモチーフにされるなんて、ほんとにお見事。
黄泉の国で踊る白鳥ですね、まさにこのお話のためのような曲です。

明日はN子ちゃんと語り合うことになりそうです。

とにかくお姉ちゃんの分も、強く、たくましく、素敵なバレリーナになってね、妹の六花(ゆき)ちゃんきらきら





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Last updated  2007年02月05日 22時59分56秒
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