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さて、またまたこの年末年始のお休みに 私が楽しんできたアイテム(今度は本)のご紹介です。 「若旦那さまとスーパー執事ジーヴスシリーズ」 ・・・というのは、私が勝手につけた呼び名で ふつうは「ジーヴスシリーズ」で通ってるみたいすが(笑) ただいまこのシリーズにプチはまり中です。 比類なきジーヴス これは、イギリスでは「シャーロック・ホームズとワトソン博士」と 同じくらいに有名な名コンビ?ものだそうです。 とはいえ探偵小説にあらず。ユーモア小説です。 有閑階級のお坊ちゃま若旦那、バーティー・ウースター卿は お人よしだけど女の子にめっぽう弱くてどこか抜けてる 好青年。 そんな彼のドジの数々を涼しげな顔で 完璧に解決してくれるスーパー執事、ジーヴズ。 「さようでございます、ご主人様」 「お答えいたしかねます、旦那様」 「はい、ご主人様」 なんてすまーして答えながら超越した頭脳で さまざまな(くっだらなーい(笑))難題を あざやかに取りまとめちゃいます。 この本、国書刊行会という、かなりアカデミックな書店から 刊行されているのですが、読んでいるうちに クスクス、イヒヒ、ゲラゲラとツボにはまりまくり この本のキーワードは 英国、ティータイム、クリケット、乗馬 クラシックカー、ホテルのオシャレなディナー 燕尾服、1920年代のお洒落なドレス姿の貴婦人たち 悪魔のような悪戯坊主、悪戯娘 (この本では「あのガキ」「ガキが・・・」などとと大胆に訳されてますが これがなかなかはまってていいセンス~) いかめしい顔した頼れる執事さん。 そして「きみたち、子どもじゃないんだからさー」と 半ばあきれたくなるような おこちゃまなイタズラに真剣になっちゃう イギリス有閑階級のオトナのかたがた。 ドアの上に小麦粉を仕込んだり(チョーク消しを 仕込むがごとく・・・) 人のベッドの中の湯たんぽに穴あけて ベッドを水浸しにしたり・・・って ほんと、おバカです。 そして、出てくる人たちはみんな変。 誰一人まともな人はいやしません(断言)。 ここまで奇人変人が並んでると まともって何?ってわかんなくなっちゃうしーーー(悩)。 そんな中、すいすいと澄ました顔で事件を解決する ジーヴズは天才的(そして腹黒)。
そうそう、よく優雅な鳥の代表格に挙げられている「白鳥」を ここまで邪悪で意地悪な対象に (しかも「眉毛がつながっていてヘンな顔」とか) 描いている小説に出会ったのは初めてです
これはお気楽な短編集です。 真面目な顔して読む本ではありません ソファーでのんびりしながら、 紅茶と焼菓子をそばに置いて、ちょっとイギリスの ユーモアを味わってみようかなって気分の時に どうぞ。 (ただし、イギリス映画とハリウッド映画の違いのごとく ユーモアもちょっとひねってあったり ブラックだったりしますので お好みに合えばかなりのツボではないでしょうか) このシリーズ、なんと日本の少女漫画家が 連載されているそうです。 勝田 文さん。 彼女のほんわかしたユーモアのセンスと アンティークな雰囲気の描写力なら きっとこのおとぼけシリーズにぴったりでしょうね 「ジーヴス」の漫画化は未読ですが 以前紹介した「あしながおじさん」を昭和初期の 日本に翻案した 「Daddy Long Legs」でも お坊ちゃま(原作のジャーヴィー坊ちゃん役)とじいやが いい感じで描かれてましたから。 (コミック)DaddyLongLegs/勝田文ジーヴズシリーズは全巻国書刊行会から出版されています。 私も今図書館から借りて続けて読んでいるところです。 (単価がちょっとお高いので・・・)
それゆけ、ジーヴス
サンキュー、ジーヴス
よしきた、ジーヴス でかした、ジーヴス!
ジーヴスと恋の季節
「星守る犬」 2010年02月21日
「時の娘」(ロマンティック時間SF傑作… 2010年02月13日
森 薫 「乙嫁語り」 第1巻 2009年11月08日
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