人に勧められて読み出したら
ゲラゲラ、ぷぷぷ、くすっ、
止まらなくて一気読みしちゃった本です。
聖・おにいさん(1)
聖・おにいさん(2)
聖・おにいさん(3)
「どこが面白いのー?」という人もいるかもしれません。
それから、敬虔なクリスチャン、仏教徒のかたで
怒っちゃう方もいらっしゃるかもしれません。
でも私のツボにはストライクにはまっちゃいましたね。
20世紀末を無事に終わらせたご褒美に
休暇を取ることにしたブッダとイエス・キリストは
立川の安アパートで暮らすことになりました。
二人の月収は合わせて26万円。
ついついDVDやPCにお金を使っちゃうイエスは
自称ジョニー・デップ似、趣味は毎日ブログを更新すること。
イエスの浪費ぶりに時々怒ると自家発光しちゃう
ブッダは手塚治虫の「ブッダ」が愛読書
二人はエアコンもお風呂もない立川のアパートで
仲良くのーんびり暮らしているのでした
ネタが宗教ネタだったりもするのですが
(3巻あたりからやや難しくなってくるのですが)
別に詳しくなくても全然OKなレベルです。
クリスマス(イエスの誕生日・ブッダはサプライズパーティを
しようと画策中)に、自分を捧げにきた七面鳥(くちばしにマッチくわえてるし)とか
イエスが苦悩すると二つに分かれちゃったプールの水とか・・・
あっ、芥川龍之介の「蜘蛛の糸」ネタもあったっけ。
でもね、どちらかというと
気のいいお坊ちゃま系のふたりの外国人が
東京で暮らし始めて
新鮮な気持ちで東京ライフを楽しんでいるっていう
雰囲気もあるんですよ。
あ、そうそう、イエスを極道の2代目と勝手に勘違いしている
お友達とかのネタも超笑えます。
イエスとブッダのそれぞれの弟子たちも
テンション高くて笑わせてくれます。
ブッダが描いてる天上界のベストセラーマンガ
「悟れ!アナンダ」、読んでみたいー(と思ってる読者は
多いはず)
好みは分かれるかもしれませんが、今結構流行ってるみたいですよ、
このマンガ。
今日は話のあらすじを話しただけなのに
アメリカ人1名、日本人4名がゲラゲラ笑ってしまいました。
彼らは書店へゴーするそうです。
私も何気に布教活動してますねー。
それにしても、こういうコミックが平和に読めるのは
日本だから、かもしれませんね。
他の国では難しいかも。
今の不景気の世の中で
つつましやかに毎日楽しみたいなって
思ってる人には、この聖なるおにいさんたちの
ライフスタイルは、すごく参考になるかもしれませんよ。