TOKYO☆Passenger

※本日はややディープな漫画の話。註訳付き。

１日発売の「BRUTUS」は「日記特集」です。
面白い人（といっても笑わせる方ではない。芸人もいるけど）の
写真付き日記を紙上公開しています。
私はわりかしこういう特集が好きなので、思わず買って
しまいましたが、なかなか面白いですよ。
こういう文章（日記）を公開している身としては
いろいろ参考になりました。

って、今日の日記の本題はそんなことじゃありません。

その日記のひとつ、翻訳家の柴田元幸氏※１の「読書日記」で
紹介されて、氏も絶賛されていた、しりあがり寿氏※２の
「ファンタジーおじさんをつつむ」が、本当に面白い！！
最近面白い漫画に出会う機会が多いのだけど、コレはもう
本当に面白かったです。

舞台は職場。パソコンがファンタジーへの入り口。
1回1回の読み切り版で、登場人物は会社人間、
定年退職のオジサンだったりリストラされるオジサン
だったり、ダメ社員だったり・・・そんなおじさんの
不可思議マンガ（とこのくらいしか説明できない。）
とにかく読んでみてください！びっくりします。
会社人間であること、パソコンを使う人であること、
この二つに該当する方は、さらに面白いでしょう。
どこが面白いかなんてもったいないので言えませんが、
タイトルが「形見」と「満期」のお話が私は大好き。
閑話休題的に入っているある会社の日常をつづる日記も
面白※３です。
ぜひぜひあなたも１冊・・・といいたいところですが、
店頭ではなかなか手に入らないので、ネットが良いかも。
渋谷の大型書店※４（たぶんない漫画はないって程でかい）で
やっとこさ見つけたくらい。
ああ、でも発見した時思わず小躍り・・・。
次は「ダヴィンチ」で連載している
「メメントモリ」が本になってくれるのを待っています・・・。
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註１：味のある短編（１行、なんてのもある）をたくさん
　　　訳していて、その分野ではおそらく日本一だと思います。
　　　村上春樹氏との共同翻訳の短編集もあります。
註２：出会いは「Vジャンプ」で連載していたえのきどいちろう氏
　　　のゲームコラムの挿絵でした。（しかしずいぶんディープな
　　　連載陣を抱えていたものです。お子様向けゲーム誌のくせに）
　　　なんだか目が離せない・・・気がつくと虜でした。
　　　「真夜中の弥次さん喜多さん」が映画に！ノリに乗ってます。
註３：関係ない話ですが、話題の「デス・ノート」買いました。
　　　むちゃくちゃ面白い漫画！ちなみに私はリュークが好き。
　　　なんていうか・・・いちばんホッとするような・・・。
註４：渋谷に新しくできた文教堂。カフェもあってイイ感じ。