楽しい親子王国

先日から娘と百人一首をやってました～

そこで、百人一首を実際に使われているシーンを

映像で娘に見せたいと思ったあたしは・・・

週末にレンタルに行ったときに、

前々かた見たいと思っていた作品が

ちょうど返却されていたのを発見して

ようやく、天海祐希さん主演の映画

「千年の恋～ひかる源氏物語～」

を借りてきました～

この作品は、宝塚ファンなら知らない人は

いないというくらい、ベルサイユの薔薇と

並び称されるほどの有名演目で何度も、

再演されているものですが、現代の日本の

一流俳優陣での映画化にはとっても興味が

あって、当時から見たい見たいと

思っていたものでした

そして・・・源氏の君を天海さんに抜擢するとは、

なんちゅう憎い演出

見る前から楽しみで、そわそわして見ていました。

物語は吉永小百合さん演じる紫式部が源氏物語

を執筆しているところから始まります。

小学校の歴史の教科書に出てきたときから、

すごく印象的だった紫式部百人一首でも、

紫式部と清少納言は娘に、すっごく有名な

人たちよ～と教えました。

一緒に見ていて、パパ、あまりの源氏の君様の

女たらしぶりと、それを迎える側の見送りが、

「またのお越しをお待ちしております。」

というセリフなのに驚いて、

「これ、風俗か」とポカーン・・・

まあ、そうかもねでも、お金払ってないよ

娘はというと・・・はじめに紫式部という名前を

覚えたからでしょう、真剣に見ていて、途中で

中断したら、続きが見たい～と

自分で言いました。その娘の感想が・・・

リアルでした

じ～っと見ていて、なんでこのひとたち

くるまのらないのたびたび裸足の

エライ人を見て、やっぱりはだし～

パパも・・・紫式部の旦那様が海賊に

襲われたシーンで、暗殺かああ

と。えってゆうか、海賊だよ～。ほら、

倭こう（わこう）とか、なんとかって名前で

呼ばれて当時恐れられていた海賊がいるって

歴史の時間に習わなかった～

知らん。・・・授業中、起きてましたか

と、まあ、そんなこんなで全く歴史の知識がないパパ。

源氏物語も知らなかったんだよ～

（ちなみに、ママは江戸時代まではめっちゃ

歴史が好きで、明治維新からキライになるので、

そっから先はさ～っぱし興味がありません）

で・・・展開が進んで、実際男女の逢いびきの

シーンでは、男から詩歌（百人一首のような）を

詠み、女がそれに返してまた詩歌を詠むという

ことをやっていて、これが百人一首だよ。

と教えると、へえ～～～～

と不思議そうに見ていました。

それから、時代が平安時代という設定で

ヒカルの碁（異色の囲碁アニメ超大作）

に出てくる、藤原佐為（ふじわらのさい）と

同じ格好をしているでしょうと

ゆうと、アニメの源氏物語千年紀の

効果もあって、すんなり時代に入って

いけたようです

この子は、あたしに似て歴史が好きに

なりそうだな～

そおいえば、あたし、１度だけ、期末テスト

で２００点ｔとったことがあって、夢を見て

いるのかと思いましたそれが、歴史でした。

昔宝塚ファンは歴史が得意になると

聞いたことがありますが、きっかけはどんなでも、

娘がこれから興味を持つであろう種をいっぱい

与えてあげたいな～と思うのでありました。

で、見ての感想。パパと同感ですが、最後

映画の中では、源氏の君が左大臣家の幼い

帝の後見人になって実権を握ると、都に

でっかい屋敷を建設して、そこにそれまで

自分が足しげく通っていた女たちを春、夏、

秋、冬の館に分けて住まわせ、自分はそこを

順に夜な夜な渡り歩く・・・というなんとも

うらやましい半生を送ります

もしかしたら、これが、かつての吉原（おいらんの

映画に出てくる女売り場）の原型かもしれないな。

と思いました

パパは、絶対、風俗の元祖だ～と

言ってましたが、娘が風俗ってなあに

とは聞かなかったので、それはそれで

よしとしましょう・・・・

娘は、その後紫式部と清少納言の名前を

しっかり覚えて、先日の百人一首大会では、

バッチリ紫式部の首と、例のまにまに～

を取れたそうです

めでたし。めでたし