エンタテイメント・エナジトピア

2005/01/09(日)01:43

かみさんに、甘えてみた。

ひとりごと(36)

ここ数年、初詣は某有名神社と決まってきている。 今年もその神社にお参りに行ってきたのだが、今回はなんだかいつもとモードが違っていたように感じた。 何がどう違うのかは全然わからないのだけれど、 如実に変わってたのは、自分のお参りの仕方だった。   初詣に限らず、通常、神前では何も考えずにぼーっとしてることが多い。 または、いわゆる願掛けとかお礼とか、よくあるパターンね。 しかし今回は、神前に佇んだ瞬間、どういうわけか、文句をどばどばどばーっと思い浮かべてしまったのだ。 モブ・ノリオ氏の「介護入門」を読んだせいかもしれない。 なんでいつまでたってもお金が充分入ってこないんだ! 自分がほんとにやりたいことがわかんなくなるって、どういうことだよ! などなど、ありとあらゆる不平不満をぶつけてしまった。 しまいには、かみさんやったらどーにかしてーや!と、ほとんど八つ当たり状態である。   この後引く予定のおみくじのことがふと、頭をよぎったけど、何でも来い!という開き直りな気分に突入。 ノンストップで文句ヒャクマンダラである。   どういう形であれ、吐き出すものを吐くと、すっきりするもんだ。 激しく清々しい気持ちになった。 さくっと引いたおみくじは、神罰テキメン!ということもなく、ごくノーマル。 盲進しちゃだめだよ、なんてことが書いてあった。   さすが、かみさん。 私の文句や八つ当たりなんかは、さらりと受け流してくれたようだ。 受け流すというより、受け止めてくれたような感じがする。 善処します~とか、お答えがあったわけではないけどね。 敬虔な気持ちとか、丁寧に向き合う気持ちとかは、ちゃんと持っているけれど、そういう中にかみさんに対する媚みたいなもんが、ずーっとあったように思う。 意識的に媚びてるんじゃなくて、無意識でやってた。 こういう無意識の計算高さは、始末が悪い。   懐の深いかみさんには、こういう風に甘えることがあってもいいんだなあ、なんて改めて日本に生まれたことを喜ぶ初春だったりする。   今年一年も、楽しみだ。

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