2005/01/09(日)01:43
かみさんに、甘えてみた。
ここ数年、初詣は某有名神社と決まってきている。
今年もその神社にお参りに行ってきたのだが、今回はなんだかいつもとモードが違っていたように感じた。
何がどう違うのかは全然わからないのだけれど、
如実に変わってたのは、自分のお参りの仕方だった。
初詣に限らず、通常、神前では何も考えずにぼーっとしてることが多い。
または、いわゆる願掛けとかお礼とか、よくあるパターンね。
しかし今回は、神前に佇んだ瞬間、どういうわけか、文句をどばどばどばーっと思い浮かべてしまったのだ。
モブ・ノリオ氏の「介護入門」を読んだせいかもしれない。
なんでいつまでたってもお金が充分入ってこないんだ!
自分がほんとにやりたいことがわかんなくなるって、どういうことだよ!
などなど、ありとあらゆる不平不満をぶつけてしまった。
しまいには、かみさんやったらどーにかしてーや!と、ほとんど八つ当たり状態である。
この後引く予定のおみくじのことがふと、頭をよぎったけど、何でも来い!という開き直りな気分に突入。
ノンストップで文句ヒャクマンダラである。
どういう形であれ、吐き出すものを吐くと、すっきりするもんだ。
激しく清々しい気持ちになった。
さくっと引いたおみくじは、神罰テキメン!ということもなく、ごくノーマル。
盲進しちゃだめだよ、なんてことが書いてあった。
さすが、かみさん。
私の文句や八つ当たりなんかは、さらりと受け流してくれたようだ。
受け流すというより、受け止めてくれたような感じがする。
善処します~とか、お答えがあったわけではないけどね。
敬虔な気持ちとか、丁寧に向き合う気持ちとかは、ちゃんと持っているけれど、そういう中にかみさんに対する媚みたいなもんが、ずーっとあったように思う。
意識的に媚びてるんじゃなくて、無意識でやってた。
こういう無意識の計算高さは、始末が悪い。
懐の深いかみさんには、こういう風に甘えることがあってもいいんだなあ、なんて改めて日本に生まれたことを喜ぶ初春だったりする。
今年一年も、楽しみだ。