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よくいわれることで、この表題は珍しくないだろう。
ただ私の個人的な体験として、お年寄りってすごいと感じている今日この頃。 例えば、Oさん、73歳の男性。この方には仕事上でとてもお世話になっている。ボランティアって言葉にうさんくささを感じる私であるが、Oさんの行為こそは真のボランティアだと思う。 何の得になるわけでもない私達の史跡調査に付き合ってくれ、自分の知っていることはできるかぎり教えてくださる。聞けば小学生も山へ連れて行き、草や木、鉱物の話、昔話等、Oさんの知っていることを話してあげているらしい。とても博識であるし、昔話も楽しくて私のようなおばさんでさえ、Oさんといっしょに山へでかけると(はっきり言って山登りは大嫌いだが)わくわくしてしまう。 マムシのニオイを教えてもらったり、薬草酒の作り方を教わったり、昔はよくタヌキにばかされてなんて「ほんまかいな?」と思うような話もなんだかOさんから聞かされると、信じられるような感じで、いつもいい時間をすごさせてもらえる。 何の話を聞いても私達には「へーそうなんだぁ。」と驚くことばかりで、Oさんの知識と知恵には舌をまくばかり。 比べて私達の知識や知恵は子ども達に残してやりたいと思えるようなものがあるのだろうか?学校で習って学校の中でしか使わない知識がほとんどのような気がする。家事にしても家電のお世話になっている部分が多く、電気とガスがなかったら、たちまちお手上げになりそうだ。学校でのキャンプで薪でご飯を炊かせたところでたった一回や二回のことではいざって時に頼りになるのかどうか心もとない。 Oさんは自分の持っているものをできるかぎり子ども達に伝えようと努力されている。本当に頭がさがる。私も少しでもOさんから知識と知恵を吸収していきたいものだ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2003年09月15日 09時52分41秒
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