カテゴリ:子育て
”子どもの遊び~子どもに寄り添うということ~”をテーマにした講演会(講師:教育評論家の斎藤次郎さん)に娘と足を運んだ。
斎藤さんのユーモアある話ぶりの中から、たくさんの大事なメッセージを受け取ることができたと思う。 その中から印象に残った話をいくつか紹介したい。 ◎コミュニケーションの基本について 斉藤さんが「私の話には中身がありません!大事なのは、 いまここにいるみなさんの機嫌が良いということ」とおっしゃった。 これはどういうことなにか? つまり、コミュニケーションの大前提には、そこに関わる人々の安定した気分が必要である。 その上で、はじめて話(いいたいこと)が伝わるのだ。 ◎現代の子育て 今どきの子育てと現代の社会経済(時代背景)とには密接な関係がある。 工業社会では、ある生産ラインにのっかって、パーツを組み立てていき製品ができあがる。 それと似たような考え方で、いまどきの子育ては、 未来の時間軸(できあがり像)を基準にしながら、 子どもの今をとらえている、見ているのだと。 しかし、ほんとうに大事なのは・・・・ 子どもの”今”という瞬間であり、私たち大人が子どもに寄り添うためには、 大人に心の余裕が必要であるのだと。 では、心の余裕とは何か? 相手の気持ちを理解するには、自分を空っぽ(ゼロ状態)にすることが大事である。 受け入れるためのスペースが必要なのだ。 なるほど、と考えさせられた2時間であった。 ------------------------------------------------------- <今日の話に関連して> そういえば、お気づきの方もいるかもしれないが、 私のURLにemptyhandという文字が入っている。 これは、私が特技(といってよいのか?でも好きなんですよ)とする空手の英訳からとっているのである。 ”空手=からっぽのて”、つまり手の中には何にもない。 武器を持っていないという意味もあるが、”常に心を からっぽし物事を受け入れよう”との考えもある。 私はこの考えに共感しemptyhandをいろんなところで使っている。 自分がそうありたいという願いも込めて、なのだが。 まだまだ未熟なので、これからも修行が必要ですけど。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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