的中率93%底値買い銘柄抽出投資法「いちろうの法則」

2023/03/15(水)23:46

ダウ工業株30種平均の下げ幅は前日終値比で一時600ドルを超えた

相場観(25)

【ニューヨーク時事】15日午前のニューヨーク株式相場は、欧州市場でスイス金融大手クレディ・スイスの株価が急落したことを受け金融株に売りが膨らみ、大幅反落している。優良株で構成するダウ工業株30種平均の下げ幅は前日終値比で一時600ドルを超えた。午前10時35分現在は、578.40ドル安の3万1577.00ドル。ハイテク株中心のナスダック総合指数は160.62ポイント安の1万1267.53。  クレディ・スイスは、筆頭株主のサウジ・ナショナル・バンク(SNB)が追加出資を見送ると報じられたことをきっかけに、欧州市場で一時20%以上急落した。シリコンバレー銀行(SVB)など相次ぐ米銀破綻を受けて高まった信用不安が欧州に波及した形で、いったんは落ち着きを見せていた米株式市場でも改めてリスク回避姿勢が強まった。ダウ構成銘柄では、ゴールドマン・サックスやJPモルガン・チェースなどが3%を超えて下落するなど、金融銘柄が売り込まれている。  一方、この日朝方公表された一連の米経済指標は、いずれも弱めの内容。景気の過熱感が薄れたことで、米連邦準備制度理事会(FRB)による積極的な利上げ観測が後退し、下支え要因となっている。2月の小売売上高(季節調整済み)は、前月比0.4%減少と、前月(3.2%増=改定)から大幅に鈍化(市場予想0.3%減=ロイター通信調べ)した。米ニューヨーク連銀が発表した3月のニューヨーク州製造業景況指数は、総合でマイナス24.6となり、前月のマイナス5.8から低下した。  金融株以外のダウ構成銘柄も、ほぼ全面安。ボーイング、化学大手のダウ、キャタピラーなどの下げがきつい。米市場で取引されるクレディ・スイス株は19%を超える下落となっている。

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