加護坊山麓たより・町づくり

2014/01/28(火)08:11

仙台市大倉

田舎生活(120)

ヘリテージマネージャーセミナーへ 仙台、大倉にて日曜日、大阪から仙台に戻って、その足で大倉ダム湖畔にある移設の古民家を訪問。ヘリテージマネージャー養成のセミナー参加です。実際に古民家に入って、図面をかくという作業をします。江戸時代に作った古民家をダム湖畔に移設した建物これがもう寒い。夏向きの建物です。昔の方は、よくぞこれで冬をしのいだものです。江戸時代後期の建物です。肝煎の役を担った家。土間、囲炉裏、そして小正月の飾りです。茅葺で、小屋組がしっかりしています。角、火打ち梁もすごい太さ奥の広間には書院もつく部屋があります。畳しき、天井も上がっています。ここ特別な部屋。しかし、寒い。現代人はこれでは生活できません。障子の向こうが外という気温には耐えられません。主人の部屋は真っ暗な納戸。ここが万年床の部屋。江戸時代の布団は今のようふかふかなものではなかった。わらが入ったふとん毎日布団をたたむというものではない、という事実に暗い部屋に納得。夏は涼しくてすごしやすいそうですが、この寒さは強烈。改修しなければ生活できませんね。歴史的な建物保存と実際の暮らしは、これは難しい。白川郷とかで見学する限りは古民家もいいですが、暮らしは別ですね。寒さ対策しっかりしないと生活無理です。

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