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カテゴリ:連載小説
《咲花》のオープンが迫ったある日、私は喜春に会った。
正直、すごくびっくりした。 ―― 可愛い! 色が白くて目が大きくて。 それに、何歳? どう見ても20代後半から30代。 50代の先生から想像もしなかった。 若い。私より年下だ。 美人なだけに冷たそうで、ほんの少し儚げで、 緊張感が伝わる・・・。 お互い挨拶を交わしていると、娘がひょっこり顔を出した。 顔は幸いにも母親似だけど、 持ってる雰囲気はのんびりと温厚で、父親そっくりだ。 この娘の空気に私もホッとする。 ―― 仕事に関しては、優秀な店主と思う。 いつも笑顔で細やかな接客。 反面ドライなまでにお客様に入り込まず、 自分の心に誰も侵入させない。 なおも来店客が多いのは、やはり料理の美味しさだろう。 喜春が私を受け入れてくれるのは、 私を知ってきたからではない。 先生の紹介の私だから、信用してくれたのが大きい。 それでも喜春が私に、ほんの少しでも 本音を話せるようになったのは、ごく最近の事・・・。 先生が亡くなってからかもしれない・・・。 ―つづく― 皆さんこんにちは!acoです。 更新お待たせしてごめんなさい~!(><) ええ~と、昨夜はどうしてもやらなきゃいけない 洋服の裾上げを、ちくちくちくちくと縫っておりまして。 はい、うちにはミシンが無いんどえす。 そんなこんなで夜中まで。意外にも結構楽しかったのですが 調子に乗ってやってたら、今朝バッチリ寝坊してしまいました。。 それなのに仕事中に更新してる悪い女です。。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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