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カテゴリ:連載小説・中編
ドアを閉めて、振り向かず早足で立ち去る。
三村のその気になられても大変だ。 やはり、ビビってるのは私。 孝夫を裏切らなくて良かった。 でも・・・ 三村になら抱かれても・・と思う気持ちも本当だ。 ――― 家に着き、携帯を開く。 三村佳月のTEL番号とメールアドレス。 帰宅コールしたほうがいいのか・・・。 ――彼女でもないのに? もう、寝てるかもしれないし。 ・・・でも。 もしも――、もしも到着TELを待ってるとしたら・・・。 迷いながら電話を耳に当てる。 呼び出しコールに緊張する。 「・・・もしもし、名倉です。 家に着きました。」 「・・・夜中、歩くの怖かったろ。」 優しい口調。 心がほぐれる。 「・・・少し、怖かったです。」 「じゃ、おやすみ。切るぞ。」 「――はい。」 電話が切れる。 心のかたまりが、じんわりと溶ける・・・。 ------------------------------- お待たせしました。 ひさしぶりにemyちゃんの小説更新できました♪ 私はだんぜん三村さんのほうが男として好きだなあ。 なんて。まだまだ中身はわかりませんけどね。 今週店長から「おもしろいよ~」って、本をすすめられました。 杉本彩さんの、【いい男の愛し方】 読もうと思えば一晩でよめちゃうよ、とのことだったので さっそくトライ。 読みながら睡魔に勝てず・・・。(お子ちゃまか!!) 翌日合間を縫って読み進め、3日目に読了。 確かにサラリと読めます。 でも、よく言葉を反芻すると奥がふか~い。 愛とエロスの伝道師なんて枕詞を付けられることもあるけど 素敵に頭の良い方なんだな~と思いました。 この方のようにはいかなくても、実践できるヒントもあるので なかなかためになりました! 名倉真純さんにも、ぜひ、読んで欲しいな!!! いい男の愛し方 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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