2009/07/15(水)14:26
**Scene 7-3**
「藍の言いなり 紅のぬくもり」
**Scene 7-3**
会社から少し離れたチェーン店の焼き鳥屋に入る。
18:20 ギリギリで2人のテーブル席に座れた。
「いらっしゃいませ。お飲み物からどうぞ。」
20代前半位のハーフのような顔立ちの男の子。
「私はウーロン茶。真純は?」
「中ジョッキ。」
運ばれてきたビール、里美とグラスを合わせた後、
私は2/3を一気に飲んだ。
注文した焼き鳥を食べながら、他愛ない世間話を少しして、
核心に触れてきたのは里美のほうだった。
「・・・ついにこの日が来たか。」
「ついにこの日が来た。」
「いい機会じゃない。あんな男とは別れたほうがいい。」
「そうね・・・。」
「奴から何か言って来た?」
私の心中を察してか、里美は孝夫を”奴”と表現する。
「今までと変わらないからって・・・。」
「はあ? それだけ?!」
「・・・。」
「って事は、婚約しても、真純と付き合うつもりでいるの?」
「・・・。」
「あきれた。・・・で、真純はどうするの?」
「・・・。」
何も答えられなかった。
こんな状況に成り下がっても、私はやっぱり孝夫が好き。
また、孝夫のいない生活が考えられなかった。
「―――はいはい。
前から真純にもあきれてたけどね。
・・・今まで、何があっても私は真純の味方して来たつもり。
これからも、何があっても真純の友達でいたい。
だから・・・、愛人はだめだよ。
誰かを泣かせるような恋愛はだめだよ。
真純は、ピュアで素直で・・・
私、真純のそういうところ大好き。
だけどもっと賢くならなきゃ。
桐原さんはズルいよ。ズルい男だよ!」
その時、私の携帯のメール音がなった。
熱くなりかけた里美が冷静になる。
「・・・真純、電話鳴ってる。」
私は、メールだから後ででも・・・と思いながら
”孝夫かも”と期待する。
「メール、桐原さんじゃないの?」
私は携帯をカバンから取り出し、画面を開く。
―――三村からだった。
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関東地方も梅雨があけました!
後半はほとんど降ってなくて、暑い日ばかりだった気がする・・・。
青森に親戚がいるので、毎年水不足が大変と聞いています。
降るべき時にじっくり降るのも、きっと大切な自然の循環なんですよね。
今年の夏は水不足大丈夫かなあ・・・。
ともあれ、夏!
真純ちゃんの恋愛も、雨模様はそろそろ終わって
カラッと晴れた夏の空みたいに
パァー!!っと明るく行ってほしいもんです!
あっ、そうだ!
先日お話しした、私が気になる焼き鳥屋さん。
仕事がたまたま早く終わった日に閉店間際で寄れたんです!
念願の焼き鳥を早速購入&持ち帰って食べました。
美味しかった~~!
特に手羽先!!絶対また買いに行くぞ~~!
小さなご褒美が、日々の元気の源なんです♪
おまけ:
「片思いの体温」ファンの皆様・・というか手代木先生びいきの方?に
もうすぐ嬉しいお知らせが届くかもしれませんので、お楽しみに~!