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テーマ:小学生ママの日記(28584)
カテゴリ:日々是好日
クラレが、使い終わったランドセルを募集している。学用品が不足する海外の子どもたちに贈る計画だ。
05年には約1万個のランドセルが集まり、アフガニスタンとモンゴルの児童に贈られた。今回も目標は1万個。金具などが壊れていない使用可能なランドセルに限る。未使用の文具(刃物類は不可)があれば、ランドセルと一緒に送ってほしいという。 応募はホームページ(http://www.omoide-randoseru.com/)から。 国内の倉庫までの送料は寄贈者が負担する。3月末まで。問い合わせは同社(03・6701・1072)へ。 【3・15 朝日新聞 朝刊27面(生活)】 うちにも、昨秋まで赤いランドセルがクローゼットの隅で眠っていた。 上の子が入学してから1年半ぐらい使用したのち、誰かに譲るまで、と大切に保管してあったが、昨今、少子化の影響もあって、他人様のお古のランドセルを欲しがる家庭などお目にかかれない。イジメも気になるし、お古を堂々と背負って登校できる親子もなかなかいないだろう。(お古を着用してイジメられるなんて、“もったいない”という心を知らない情けない世の中だ。) うちでも、下の子にはたぶん祖父母たちの誰かが買いたいと名乗り出るだろうし(それで悦ぶなら断ることもなかろう。生き甲斐を奪う必要もない。)、男の子でも赤いランドセルを背負うのかどうか、あと2年あまり後でないとわからない。。。 これまでに、不要品で新品未使用のものは、オークションやフリマで譲ってきたが、手狭になってきたので、美品も安価でオークションに出すことになり、ランドセルもとりあえず出してみることにした。 すると、思いがけず落札していただけた。 落札者は、プロフィールによると、中国からビジネスで日本に来られていて、在日子女たちのために文房具類を贈っていらっしゃるとのこと。 こちらの不要品をまた人のために活かしてくださるなんて、と本当に嬉しかった。まさに第二の人生を踏み出せる機会を与えてくださった。感謝。 <クラリーノ>のクラレという会社が、2004年からこのような取り組みをしていたとは、全く知らなかった。メーカーとしてのランドセルへの大きな愛が、ランドセルの一生をまっとうさせたい、最後まで役立てたい、と世界にまで視野を広げ、世界の子どもたちのために、教育を充実させることで世界平和の礎を築くことにも発展し…と、ものづくりへの愛着が大きく羽ばたいていることが、大変素晴らしい。 もう少し早く知っていれば、わたしもクラレにランドセルを託していたことだろう。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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