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今季洋のサビアンアート占星術。

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2018年07月20日
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テーマ:占星術(821)
ジオセントリックの太陽について考えました。

わたしが教わってきたモダン占星術では、太陽というと、「欧米の、主体についての価値観」から成り立っているとのこと。

そこでは太陽は、私という個が確立していて、主体的で能動的であり、そして自立的なわけです。

たとえ表立って表明していないとしても、現在の一般的なモダン占星術のそれぞれの意味付けや解釈には、ユングなどの心理学の影響が浸透していますから、この欧米的な太陽の解釈のうえには、「自己実現」という概念が加味されてきた、そんな時代の流れがありました。

ここでは太陽は、「~になる」という能動の意志を表すことになります。

それを圧倒的に支持してきたのは、獅子座冥王星世代の人たちだったと思います。元気あふれるこの世代には、自己実現の考え方はピッタリとフィットしていたのだと思います。他でもない、自分の人生なんだから、好きなように人生をクリエイトして生きて行きたい!この世代の人たちは、そんな情熱にあふれていました。

でも、よくよく調べてみると、ブームになって一般にまで普及していたのは「自己実現」ではない「自我実現」の欲求で、ユングが行き着いた「自己実現」とは全く違うものであるとのこと。


そのあと、(降格した)冥王星が山羊座に入る2008年のころから、根底のほうで「ローカルなものの再生」というテーマが起きてきて、この占星術の太陽の解釈についても、もっと「日本らしいもの」とか、「環太平洋的なもの」とか、見直しても良いのではないかという動きが一部に出てきました。

このような流れにシンクロするかたちで、前に書いたブログ記事があったはずと思って探してみました。

それは《こちら》です。

自分でも読み直してみて、今くらいの季節になると、わたしは太陽のことを考えたりするパターンを繰り返しているんだな~ということに、気づかされました。要するにこれは、毎年トランシットの太陽が獅子座にイングレスするのを受けての、内面の動きということになります。

まぁ、今年なんかは、獅子座の満月・新月も食になるから、よけいに影響力大なのでしょうね。


それで、今年考えたことは、先日書いた《こちら》のブログの中でも取り上げた『カエルのおうさま』のお話の中に出てくる、「金のマリ」にも関することなのですが。。。

お話の最初で、王女さまは大切な「金のマリ」をなくしてしまい、それをカエルが見つけてくるということが書かれています。

この「金のマリ」が何を意味するかは、それぞれの解釈があると思うのですが、ひとつに「命に光が届くような」とか「魂が輝く」ことを「金のマリ」という象徴で表すことができるのではないか、と思うのです。

「マリ」は、漢字で書くと「毬」、つまりボールのことですね。なのでこれは、遊びや楽しさやよろこびに連動するものでもあることでしょう。やっぱりとても獅子座的ですね。

つまり、この『カエルのおうさま』のお話に出てくる「金のマリ」というのも、占星術が言うところの「太陽」に通じるのではないかと、わたしは思ったのです。


人はときどき、この「金のマリ」を無くしてしまう事態に遭遇します。そうなると、「命に光が届」かなくなって、「魂が輝くこと」からも遠のいて元気がなくなり、「生きている意味が分からない~」というふうになってしまいます。

そのことは、たとえば十牛図においては、「牛がいないことに気が付いて、牛を探し始めるお話」がスタートする運びとなりました。

牛=仏教であるとしたならば、この大切な何かは仏教ということになるわけなのですが、そうではなくてOKなので、あなたの牛=つまり大切な本質は何かを探してみましょう、という設定で、十牛図は、少し前までの精神世界の宝探しの方法として、使われることとなりました。

でもその後、ホ・オポノポノのブームがやって来て、十牛図の牛は、ユングにとってのアニマのように、オポノポノいわくのウニヒピリかも知れないということになりました。

そうなると、「金のマリ」を無くさずにいる状態というのは、「ウニヒピリと共に居ること」を忘れない状態ということができると思います。


いずれにしましても、太陽というのは、とっても大切な天体であることには変わりがないわけなので、欧米化された自我が好きでない人は、その設定にロックされることなく、「わたしの太陽」を自由に幅広い世界から探してよいのだと思います。





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Last updated  2019年01月15日 20時13分50秒
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