テーマ:占星術(821)
カテゴリ:02.牡牛座のサビアンシンボル
マーク・エドモンド・ジョーンズの牡牛座11度のサビアンシンボルは、A woman sprinkling flowers.「花に水をやる女」。
ガーデニングをしているときは、自然の豊かさの中で、満ち足りた時間を過ごすことができます。また、土に触れるということは、大地にグラウンディングできるので、「あぁ、ここに私の居場所があるなぁ」と、ホッとすることもできますね。 牡牛座は美しいものが好きなサインですが、きれいな花を守り育てることで、より豊かさの実感を味わうことができるでしょう。 この度数のドデカテモリーは、乙女座です。乙女座はこまごまとした「日常業務」をこなして行くことを象意のひとつに持っています。 ガーデニングをしている人は、特に暑い夏場など、朝夕二回の水やりが「日常業務」になることも、良くご存じでしょう。この牡牛座の中の乙女座においては、そのような、自身の所有物への「こまめなお手入れ」という意味合いなどを読むことができます。 そして、乙女座の象意の中には「健康管理」ということもあります。ですので、このサビアンシンボルの解釈においては、花に水をやるように、自分の体にもお水や栄養を与えましょう、という読みが出てきたりもします。 ディーン・ルディアはこの牡牛座11度のサビアンシンボルを、A woman watering flowers in her garden.「自分の庭で花に水をやる女性」と言い換えました。 もともとのジョーンズのものと比べると、「水をやる」という英単語が sprinkling か watering かという違いがあるのに加えて、ルディアはサビアンシンボル自体に、 in her garden.「自分の庭で」という言葉を書き加えました。 このサインである牡牛座の中には「所有」という象意がありますが、 in her garden.「自分の庭で」という表現は、そこにある物が彼女の所有物であることを示していますので、より牡牛座としての特質が強まっているということができるでしょう。 牡牛座は、「健全なエゴの育成」というテーマを、そのサインの中に持っていると言われています。自分の所有物を限りなく大切にするのが、牡牛座でもあるのです。 これらのことから、この牡牛座11度「花に水をやる女」のサビアンシンボルを活用して行くには、まずは身体もふくめた自分自身を大切にすることがお勧めです。自分を大切にすることが生きて行く上での基礎となって、その基礎の上にさまざまなことが展開して行くことでしょう。 牡牛座の中の乙女座にあたるこのサビアンシンボルは、とくに「リアル」な物と、実際にそれに「リアル」に向かい合うことがテーマとなっています。つまり、匂いや触覚など五感を通して実感が持てる物たちとの、しっかりとした関わりが重要になってくるわけです。 自分自身が、豊かさを感じられて満足できる(牡牛座)ことをまず見つけ、そしてそのことをキープして行くための、こまごまとした日常業務をきちんとこなして行く(乙女座)、それが、このサビアンシンボル活用のポイントとなるでしょう。 ★ 新しく、キンドルからオンデマンド印刷のペーパーバック版を出せるようになりました。そちらに切り替えて行くため、「タロットのぬり絵+『タロット・アートセラピー』の手作り小冊子」のセットを、大幅にプライスダウンして販売中です。くわしくはどうぞ《こちら》をご覧ください。 kindle版の『タロットアートセラピー』は 《こちら》です。タロットの大アルカナ22枚、それぞれのカードからどのようなエネルギーのサポートが得られるのか、初めてタロットに触れる人にもわかりやすいように書いてあります。 kindle版の『色彩サビアン占星術 12星座』は《こちら》です。360個のサビアンシンボルの解説文と、そのサビアンシンボルをひとつの色彩に置きかえたぬり絵で構成されています。 ☆アトリエえんどうまめのHPは、《こちら》です。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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2022年04月28日 11時09分06秒
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