獅子座16度「嵐の後の陽光」
獅子座16度のマーク・エドモンド・ジョーンズのサビアンシンボルは、Sunshine after a storm.「嵐の後の陽光」。嵐の後の陽光は清々しく輝いています。これは台風一過の青空のような、さわやかさが感じられる度数です。この度数では突っ張ったようなテンションの高い状態から、のんびりとした平穏な日常へのシフトが描かれているといわれています。突っ張ったようなテンションの高い状態とは、このひとつ前の獅子座15度「山車」の状態を指しています。そこからよくこの度数は、祭りの後の静けさにも対応されています。ドデカテモリーは水瓶座です。水瓶座は冷静さや客観性を持つサインなので、獅子座の中に流入した水瓶座の姿のひとつとして、祭りのあとの静けさや嵐の後の陽光が描かれているのはとても納得です。それとは別にこの度数は、自分がしたいこと(獅子座)をSNSやテレビ(水瓶座)などで、より広くみんなに発信して行くことなどが向いている度数というふうにも見ることができます。獅子座が象徴することのひとつに、エンタメ性というものがあります。陽気さと華やかさを持ち合わせ、目立つことも好きなサインが獅子座なので、たとえばテレビを楽しく・面白くしている人たちの中には、獅子座が強い人たちがたくさん居ます。少し余談になりますが、そのあたりのことについて書いてみたいと思います。たとえば、タモリさん・タケシさん・サンマさんは、この三人とも世代的に獅子座に冥王星があります。1945年生まれタモリさんは獅子座11度「大きな樫の木にあるブランコに乗る子どもたち」に、1947年生まれタケシさんは獅子座13度「ロッキングチェアの年を取った船長」に、1955年生まれサンマさんは獅子座25度「砂漠を横切る大きなラクダ」に、それぞれ冥王星を持っています。冥王星は、他の世代ではとても真似のできない「底力」ポイントを表します。なので、冥王星があるだけでも、獅子座の特徴が強いことがわかるのですが、この三人には、きっとそれ以外の天体も獅子座にあるのではないか?と思い調べてみました。そうしたら、やはりありました。タモリさんは獅子座26度「虹」に知性をあらわす水星と、獅子座29度「人魚」に輝きをあらわす太陽が、タケシさんは獅子座07度「空の星座」に安定をあらわす土星が、サンマさんは獅子座04度「正装した男と角を刈られた鹿」に拡大をあらわす木星がそれぞれあります。この三人ともに、持って生まれた個性や特質を十二分に発揮して活躍されているようすが、とても良くわかる星配置だと思いました。「ビッグな・揺ぎ無い存在感」や「個性的なカッコ良さ」というのも獅子座の特徴のひとつなのですが、それらもこの三人からはうかがうことができます。ちなみにこの獅子座16度には天海祐希さんの木星や、マイケル・ジャクソンの金星があります。この獅子座16度の反対側に位置する水瓶座16度は、水瓶座の中に獅子座が流入するポイントです。この度数においては、SNSやテレビ(水瓶座)などで、より広くみんなに知られて行くことを願う芸能人の姿などを見ることができます。そこから考えると、逆側のこちらの獅子座16度においては、「自分がしたいこと(獅子座)をSNSやテレビ(水瓶座)などで、より広くみんなに発信して行くことなどが向いている度数」といったとき、たとえば本人は裏方として活躍するディレクターなどの番組製作者サイドなども考えることができるのではないかと思います。「獅子座が象徴するエンタメ性を発揮して、たとえばテレビを楽しく・面白くしている人たち」の中には、水瓶座的な器材の操作に長けていたり、冷静な客観性を必要とする仕事がたくさんあるのだと思います。その人たちは表立って目立つことはないわけですが、「たとえばテレビを楽しく・面白くしてゆく」ためには、欠かすことのできない存在です。そんな人たちに当てはまるのが、この度数といえるでしょう。ルディアはこの獅子座16度のサビアンシンボルを、 The storm ended, all nature rejoices in brilliant sunshine. 「嵐が止み、自然のすべてが輝くばかりの陽光に歓喜する」と言い換えました。もともとのジョーンズのサビアンシンボル、Sunshine after a storm.「嵐の後の陽光」と比べると、 all nature rejoices 「自然のすべてが歓喜する」などが書き加えられたことになります。やはりこのあたりの二人の言い回しの違いは、もともとのジョーンズのものは写真的な静止画像の雰囲気を、ルディアのほうは映画のような動画の雰囲気を持っているということができるでしょう。◆ サビアンシンボルのリモート個人講座は、どうぞ《こちら》をごらんください。kindle版の『色彩サビアン占星術 12星座』は《こちら》です。360個のサビアンシンボルの解説文と、そのサビアンシンボルをひとつの色彩に置きかえたぬり絵で構成されています。☆ サビアンシンボルを使った『占星術メッセージ』のブログは、《こちら》です。☆ 今季洋の占い鑑定・占いレッスンは、どうぞ《こちら》をご覧ください。☆アトリエえんどうまめのHPは、《こちら》です。