八月だから
ちょうちょになって 戻っておいで
いつの日も自由だったあなただから
きっと かがやく羽が似合うよ
そして戻ってきたなら
ひとびとの灯す やさしい火をたどって
なつかしい窓辺に どうぞ憩いなさい
二度と 色とりどりの花のさかりに惑わされることなく
ひらひらと 夢のように 生まれたてのこころで
八月の舞を 舞いおさめなさい
夏が終わったら さようなら
いつの日か また会いましょう
それとも いつまでも
美しくうっとりと 夢のように
この世のくるしみもしらぬ気な
八月のちょうちょのままでいますか......
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