4月16日の日記に登場した白花イチハツのつぼみが、今日になって早々と開花した。もう少し時間がかかるかと思っていたのだが、意外に早いのにちょっとびっくり。
白花イチハツといえば、
昨年(2007年)の4月26日にも紹介している。今回はそれよりは1週間近く早く開花したことになる。実は、今回紹介した白花イチハツは、去年紹介したものとは別ルートで入手したもので、別個体である可能性が高い。そして、去年紹介した個体は今どうなっているかというと、これがまだつぼみがまだ葉っぱの中に隠れている状態なのだ。
同じ種類の花を同じ場所で栽培しているのに、こんなにも開花期が違うのが興味深い。それにしてもこちらのイチハツ、葉っぱがちょっと病気にかかっているように見えるのは気のせい?(^^;)
さて、このブログでは何度か書いてきたが、私はこの白花イチハツとニオイイリスが混同されていることに頭を痛めている。ニオイイリスはジャーマンアイリスの仲間に当たり、イチハツとは系統が異なるのだが、一部の園芸業者が
現在もニオイイリスを白花イチハツと誤称して販売しているがために、混同される方が非常に多い。また、過去に(今も?)早咲きの紫色のジャーマンアイリスもイチハツとして売られていたらしい。
困ったことに?、ニオイイリスとその早咲きのジャーマンアイリスは、イチハツよりも早く咲くために、3月から4月の早い時期に「イチハツが咲きました」とブログで紹介されているのは、ほとんどがニオイイリスか早咲きのジャーマンアイリスだという有様。本物のイチハツの実物を見れば違いが一目瞭然のはずなのだが、最近はイチハツを目にする機会が少ないのか、なかなか誤解は解けないようだ。
本物の白花イチハツの花の形をよ~く目に焼き付けていただきたいので、真上と真横から撮った画像も紹介したい。
なお、現在のところ、私は青紫色の花が咲く普通種のイチハツを持っていないので、近々どこかで撮影に成功したら紹介したいと思う。