園芸侍の「なんでも植物栽培記」

2009/05/05(火)18:35

イリス パリダ ’オーレオ・バリエガータ’

草花・多年草・宿根草(83)

 自宅庭でイリス パリダ 'オーレオ・バリエガータ'(Iris pallida 'Aureo-Variegata'が開花した。この品種の母種のイリス・パリダは、イタリア北部、クロアチア、ボスニア、スロベニアなどが原産地で、ジャーマンアイリスの原種の一つでもある。  花そのものは、何の変哲もない(と言っちゃ失礼だが^^;)青紫のいかにもアイリスという感じの花。が、この花、なんとブドウのマスカットのような甘~い香りを漂わせるという、面白い特徴がある。しかも、鼻を近づけてようやく感じられる程度の弱い香りではなく、咲いた花の数にもよるが、比較的離れたところからでも感じられるほど。ちなみに、後ろに咲いている白い花は白花イチハツ。  そして、葉っぱの方はこのように見事な斑入りなのだ。つまり、花、香り、葉と、1粒で3度美味しい?品種というわけ。10数年前にも入手して育てていたことがあったが、転居の都合で知人に譲ってしまった。今回開花したものは、2年前に再び入手して育ててきたもの。  なお、この「オーレオ・バリエガータ」には黄色い斑入るが、ほかに白い斑が入る「アルボ・バリエガータ(Albo-Variegata)」という品種も存在し、実はすでに入手して育てているが、まだ株が小さいために今年は開花していない。来年あたりにはお披露目できるかもしれない。

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