カトレア交配種の
Lc. ペティコーツ ’ブルーメン・インセル’(
Lc. Petticoats 'Blumen Insel')が貸温室の中で開花した。ちょうど2年前の
世界らん展日本大賞2011が開催されていた時に入手したもので、今回がブログ初登場となる。

ご覧の通り、大変あでやかな花を咲かせる。いわゆるスプラッシュ、またはクサビ花と呼ばれる品種の一つで、この品種のようにペタルに三つの異なる色が入るものを、三色花よ呼ぶこともある。元々この品種の存在を知ったのは、私が高校生の頃にまでさかのぼる。とある洋蘭栽培の本に載っていた写真を見て、この世にこんな素晴らしい花があるのかと本当に驚いた。以来、この品種が欲しいとずっと思っていたが、オリジナル株を扱っている業者が見つかったので、事前に予約して東京ドームまで受け取りに行った。
そして、今回ようやく初開花を迎えたわけだが、まだ本来の花ではない。今回はペタルが暴れているが、本来はもっと平らに広がって咲く。とはいっても、このあでやかは花にはうっとりしてしまう。現在、株そのものは結構大きくなっているので、来年はもっと豪華に咲かせられるのではないかと期待している。
後日談(3月13日加筆)

その後、3月9日にまた貸温室に行ってみたら、別のリードから出ていたつぼみが開花していた。一花茎に一輪咲きなので前回の花に比べてゆったりと咲いているし、色もなかなか良い。今年はリードが2本出るのは確実なので、来年はさらに豪華な花が紹介できそうだ(^^)。