2月21日の日曜日、芝生を張る準備をするために石灰窒素を購入した。これは、土に漉き込むと、化学反応によってある物質を放出させて土中の害虫や雑草種子を殺し、季節にもよるがおよそ10日後には完全に毒性が消え、その後は肥料として作用するという優れもの。つまり、石灰窒素は農薬と肥料の両方の特性を持つわけだ。神奈川県座間市在住時代に市民農園で使ったことがあるが、これを使用したら雑草がかなり減った。
で、
昨年9月10日に現在の千葉県成田市へ転勤となったのだが、その前の8月に今の物件を見に来たときは、庭が長期間放置されていたようで、立錐の余地がないほどに雑草が生い茂っていた。私の入居前に不動産会社が草刈りだけはしてくれたのだが、地中におびただしくはびこる根茎はそのまま。入居直後にグリホサート系除草剤を散布したのだが、すでに地上部がほとんど刈り取られていたので薬効成分が地中までは届かず、網の目のように走り回る根茎は依然として健在。春になったら芝生を張りたいと思っているので、石灰窒素の力を借りることにした。
というわけで、ホームセンターで石灰窒素を買ってきた。庭全体にも撒くほか、今後借りる市民農園でも使いたいので、20kg入りの大袋を購入。早速、自宅の庭に撒いてスコップで土に漉き込んだのだが、土がコチコチに固まっている上に土中には網の目のように雑草の根茎がはびこっているため、スコップを土に突き刺しても文字通りなかなか歯が立たない。それでもやっとの思いで漉き込みを完了。
とはいっても、庭が長年放置されていたがために、とにかくうんざりするほど雑草の根茎が出るわ出るわ(笑)。それも、ミント、ドクダミ、スギナ、ヤブガラシなど、しつこい雑草の代表のようなものばかり(笑)がわんさか出てくる。特にヤブガラシは、その細いツル性の地上部からは想像できないほど根茎が太く、ゴボウのような太くて長い根茎が地中にはびこっている。さすが「ブドウ科」の植物のことだけはある。と、感心している場合じゃない(笑)。
石灰窒素を漉き込んだことにより、雑草種子は激減するとは思うが、さすがに根茎までは枯らしてはくれないだろう。今後の構想としては、春にあえて根茎から芽を出させて、ある程度大きくなったところでグリホサート系除草剤を撒いて根茎まで枯らし、その後に芝生を植えるつもりでいる。なんとか初夏までに植えられればいいのだが、あれだけの根茎の量を見ていると気が遠くなる(笑)。なお、石灰窒素の取り扱いには注意を要するため、使用法についてはネットで検索されたし。