3月20日の日記で紹介した通り、大胆にも今年は中古の一戸建てを買った。家を買ったら是非やってみたいと思ったことが一つある。それは、昔ながらの裸電球の門灯を付けること。昭和50年代以前によく見られた、あの丸い傘の付いた裸電球の街灯である。私が幼少時に山間部に住んでいた時に、あのタイプの街灯をいくつか見た記憶がある。すでに昭和50年代後半には、市街地では蛍光灯の街灯に置き換わっていて、裸電球の街灯はほぼ姿を消していたと記憶している。ところが、驚いたことに今もなお裸電球の街灯が製造販売されていると知り、10年ほど前に購入してずっと押し入れにしまっておいた。そして、この度、家を買ったことにより日の目を見ることとなった。
購入したのは、笠松電機製の「A型ブラケット 251」と「外灯型 セード 91」。現在、大手メーカーが相次いで白熱電球の生産を止めている時代に、今もなおこの器具が製造販売されていることが本当に驚き。しかも、お値段もいかにも昭和なお手頃価格。
そして、今日、電気工事業者に依頼してその取り付け工事が終わり、めでたく点灯式。おお、なんという感動・・・と言いたいところだが、昼間だと今一つ気分が出ない。ということで、夜まで待つことに。
おお、これだ! 私が幼少時に見た街灯がまさにこれ。使っている電球は、フロスト球といって、球体がすりガラスになっているもので、火の玉がポワ~ンと浮かんでいるような光が特徴。私が幼少時にはこのタイプの電球を時々見かけたが、現在は姿を消した。ただ、取り扱っている業者がわずかにあり、通販ではまだ入手できる。
試しに、現在普及している
シリカ電球に変えてみたが、今一つ気分が出ない(笑)。やはり、フロスト球の方が似合う。現在、フロスト球も入手が難しくなりつつあるので、今のうちにストックしておこうと思う。また、本体とセードも、予備としてもう一組ストックしてある。というわけで、これからはこの明かりを見るたびに温かい気持ちになれそうだ。