テーマ:今日のお出かけ ~(7997)
カテゴリ:旅人道
今や、世界の超高級ブランドショップひしめく銀座6丁目7丁目界隈。
そこに、私の大好きな洋館がありました。 その名は、交詢社。 慶應義塾大学のホームページによれば... ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 世に福澤先生の3大事業と称するものがある。 慶應義塾と交詢社、それに時事新報の3つである。 (中略) 交詢社は明治13年(1880)福澤先生の主唱のもとに 「知識ヲ交換シ世務ヲ諮詢スル」ことを目的として結成された 日本最古の社交機関である。 創立の当初から1700余名の会員を擁していたが、 これらは慶應義塾の卒業生に限らず、広く世間一般にその加入を 勧誘したから、社員の職業で一番多いのは学者・官吏であり、 続いて商業・農業の順となっていて、役員である常議員も24名中 慶應義塾関係者は12名に過ぎなかった。 このように交詢社は確かに福澤先生によって設立された 社交機関であるが、これを慶應義塾の卒業生だけのクラブと しなかったところに、先生の大きな視野が感じられ、 それがまた交詢社の隆盛を約束している原因の1つである。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ とはいえ、慶應OBのみならず、ほとんどの方は、 このビルに足を踏み入れたことは少なかったでしょう。 大学の、そして証券業界の大先輩、石垣 堯久さんと、 ダイヤモンド社のファイナンシャル・プランナー養成講座で 出会うご縁がなければ、私も、その前を通過するだけの人に なっていたはずです。 しかしながら、その講座のOB会、FP10会の会長が、 交詢社のメンバーである石垣さんだったおかげで、 この古きよき歴史を感じさせる会場に、 年に何度かは足を踏み入れる幸運に恵まれました。 そして、先週末、久しぶりに同会が、無事改修工事を終えて 新しくなった交詢社にて開催されました。 しかし.... そのあまりに変わり果てた姿に、 私は立ち尽くしてしまいました。 一階にはバーニーズ・ニューヨーク。 まさにこのロケーションにふさわしい 近代的なファッションビル風に生まれ変わっていたのです。 しかし、このビルのオーナーである三井不動産は ちょっとだけ粋な計らいをしてくれました。 「当時の建築美が感じられるメインエントランスのファサードを保存し、 銀座の歴史としての趣を残すことにいたしました。」 たしかに、あの懐かしい入り口が.... 絵本の「小さなおうち」よろしくガラスのビルに囲まれています。 東京銀行協会ビルや日本工業倶楽部ビルは まだ、下層階部分に面影がありますが、 このデザインは、洋館ファンには....つらい。 ただし...交詢社専用の入り口、エレベータで、 9階の受付に行くと、あ、どこか面影があってほっとします。 そして10階の小食堂に入ると.... 昔の建材や調度品を活かして、昔の空間が、 そのまま再現されていました。 2005年の銀座、それもこの21世紀風モダンなビルの ペントハウスに、こんないにしえのスペースがあるとは、 とても信じられません。 なんと贅沢なことでしょう。 もちろん、そこで久しぶりに再会した ファイナンシャルプランナーたちが集まっての当世金融談義も、 相変わらずマスメディアで報道されない情報の宝庫で.... とても贅沢なひと時でした。 残念ながら、その内容をブログなどに書くことは できないのですが....。 知らない人が聞けば過激な話。 知っている人が聞けば当たり前な話で、 誤解を招くといけませんので。 それに、いわゆる投資の話は ブログでご法度というのが私のブログ道なのです。 ごめんなさい。あしからず。 ▼交詢ビル http://www.kojun-bldg.jp 久米 信行@縁尋奇妙 http://kume.jp http://t-galaxy.com/news/ http://jentle.co.jp/ http://t-galaxy.com/ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2005.04.18 13:31:32
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