2006/11/19(日)15:08
レビュー#42 MIDWINTER 《THE WATERS OF SWEET SORROW》 72年英国
Sanctuary Stone (Saul/Corrick)
To Find A Reason (Saul)
The Skater (Saul)
Scarborough Fair (Child#2)
The Oak Tree Grove
Dirge
Maids And Gentleman
The Waters Of Sweet Sorrow (Corrick/Saul)
All Things Are Quiet Silent (England)
The Two Sisters (Child/Saul)
Winter Song
Jill Child
vo, recorder, autoharp
Ken Saul
vo, g, dulcimer, banjo
Paul Corrick
g, recorder, mandolin, vo
Mick Burroughes
per, jews harp
Dick Cadbury
b
古楽系フォーク・グループ、ストーン・エンジェルの母体となった3人組。
ジル・チャイルドはジョアン・バートルとはまた違った印象の声で、ジョアンよりも儚げ度、お姫さま度がより強いです。
ケン・ソウルの気取らない素朴な歌声はこの時点で完成しつつあるけど、ポール・コリックがバッキングヴォーカルで加わると田舎くささにますます磨きがかかりますねぇ。リコーダー、マンドリン、ダルシマー等の生の楽器とのアンサンブルも実に心地よいです。
歌唱力、演奏力とも素人が聴いたって上手いとは言えないのだけれど、何度も言うように親しみやすさがこの手のグループの最大の魅力の1つなんだから、雰囲気に酔いしれればそれでいいんですよ!
録音は2人のがゲスト参加して計5人で行なわれました。
この1枚のみで解散し、ケン、ポール、ミックの3人は前出のジョアンとデイヴ・ランバート(fiddle)を迎え、ストーン・エンジェルとして再出発することに。