2006/11/19(日)14:52
レビュー#58 CHRIS FOSTER 《ALL THINGS IN COMMON》 79年英国
Black Fox (Graham Pratt)
Low Down In The Broom
Grey Cock (Ireland, England/Child#248)
Pigeon On The Gate
Unicorns (Bill Caddick)
King John And The Abbot Of Canterbury (Child#45)/Jump At The Sun (John Kirkpatrick)
The Working Chap
When This Old Hat Was New
The World Turned Upside Down (Leon Rosselson)
Chris Foster
vo, g
Graham Pratt
vo, g
Eileen Pratt
vo
てっきりこれ含めて70年代後半に2枚作っただけで音楽活動からは引退していたとばかり思っていましたが、実はやめてなかったのですね。目立ちはしないけど細々と続けていたみたいだし、今世紀に入ってからも3枚のソロを出してる。
ツアーもがんばってるみたいなんだけど、どうも情報が入ってこないんだよねえ。紙ジャケ日本盤が出るくらいだから、知名度は低くはないよね?
まあ私もその紙ジャケのシリーズ名「ブリティッシュ・フォーク名作選」に惹かれて手に取ったからたいそうなことは言えないけど…。
77年の1作目ではニック・ジョーンズがサポートしていたけど、ここではグレアム&アイリーン・プラット夫妻が協力しています。1曲目からそのグレアムおじさんの曲で、つかみはOKです。
で、クリス・フォスターなんだけど、彼の魅力はなんといってもクリアな歌声とギターだと思うのです。透明で瑞々しくて、油彩じゃなくて水彩。酒も煙草もやらなさそうで、えへん虫は絶対にいないといいますか。
でも軽く鼻炎持ちっぽくもあるかな。
天然サステインって言えばいいのかな、吸音ばっちりの部屋で弾き語っても残響ありみたいな、さりげない持続性があるんだよね。
1800円という値段は私にとっては高めだったけど、うん、買ってよかった。
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