2006/11/03(金)17:42
レビュー#405 BERT JANSCH 《TOY BALLOON》 98年スコットランド
Carnival (Jackson C Frank)
She Moved Through The Fair
All I Got (Jansch)
Bett’s Dance (Jansch)
Toy Balloon (For Little Anna Rebecca) (Jansch)
Waitin & Wonderin (Jansch)
Hey Doc (Jansch)
Sweet Talking Lady (Jansch)
Paper Houses (Jansch)
Born And Bred In Old Ireland (Jansch)
How It All Come Down (Jansch)
Just A Simple Soul (Jansch)
Bert Jansch
g, vo
Pick Withers
ds
Marcus Cliffe
b
Johnny Hodge
slide-g, harmonica
Jay Burnett
key
Pee Wee Ellis
sax
Janie Romer
backing-vo
Laura B
effects
B. J. Cole
pedal steel-g
思いっきりベタですね。ジョン・レンボーン出したら反射的にバート・ヤンシュって、レッド・ツェッペリン流れでペンタングル聴くようになって間もない浪人生でも思いつくっての。
少しは変化つけようと、70年頃の作品にはせず98年のやつにしてみました。…なーんて適当に選んだんだけどさ。
これはスタジオ盤としては95年の「ウェン・ザ・サーカス・カムズ・トゥ・タウン」以来になるのかな。
ハーモニカも頃良く導入されている本作を聴いての第一印象は、「どうでもいっか」。
といっても悪い意味じゃないです。ブルースが持つ、狭苦しい生活がどうでもよくなってくる気分の良いだらだら感ね。忙しい日常がふとした瞬間に途切れて、「急がなくても別にいいよね、死ぬわけじゃないんだし」って吹っ切れた時に似合いそうな音楽です。
まったりとしてて気ままで、いやホントに長いこと音楽をやってる親父がさくっと弾き語っているさりげなさがありますよ。
ガツンと来る衝撃はないけども、この人はこういう作風でもOK。淡々と流しているだけなのにどうしてもここまでカリスマ化するんだろ。
わずかに残響を効かせた処理もいい具合の脱力感を助長してます。あ、ブルースのほかにおされシティ派音楽の要素も入っているなあ。
根拠ないけどヤンシュは酒が回ると半泣きで愚痴り出しそうな気がする。
●2:フェアポート・コンヴェンション「2作目」(69)
トゥリーズ「ザ・ガーデン・オブ・ジェーン・デラウニー」(70)
ラウデスト・ウィスパー「2」(80)
ロリーナ・マッケニット「エレメンタル」(85)
ヴァン・モリソン&ザ・チーフタンズ「アイリッシュ・ハートビート」(88)
チーフタンズ「ザ・ロング・ブラック・ヴェイル」(95)
アン・ブリッグス「コレクション」(99)
ジャッキー・マクシーズ・ペンタングル「アット・ザ・リトル・シアター」(2000)
人気blogランキングへ