2006/01/18(水)20:48
レビュー#502 CLAIRE HAMILL 《ABRACADABRA》 75年
Rory
Forbidden Fruit
One Sunday Morning
I Love You So
For Sailors
Jamaica
Under A Piece Of Glass
You Dear
Maybe It Is
In So Deep
Celluloid Heroes
Claire Hamill
vo
Phil Palmer
g
Phil Chen
b, ska-g
Gary Ray
ds, per
Morris
tambourine, congas, shaker
Jon Hartmann
key
Jean Roussel
p, orchestral arrangements
Mel Collins
soprano sax, brass arrangements
Doreen Chanter, Vicky Brown, Café Society
vo
75年シリーズのラストはクレア・ハミルの4作目です。
71年のデビュー作ではあどけない表情をしていたクレアも、少し年を重ねて大人の女性になりました。裏ジャケなんてアイラインばっちり+水晶玉で妙に妖艶なお姉さんですよ!
しかし音楽はフェロモン飛ばし系ではありません。
甘くかわゆい王道フィメールポップスものですね。
彼女の歌声はこれといった特徴があるわけじゃないけど、余計なひねりを加えずにまっすぐ歌っているので聴きやすいです。高音部は透明できれいだし。
うーん、こうして聴いてみると実年齢こそ大人になったけど歌声にはまだまだ少女っぽさが残ってるなあ。
貫禄はだいぶ付いてきたけど、依然として守ってあげたくなるタイプの声です。元の声質がちょっとロリ入ってるのかも。
キンクスのコンク・レーベルからの一品ということで、最後に英国音楽史に燦然と輝く名曲“セルロイドの英雄”やってます。
蓄膿声レイ・デイヴィスとはまた違った魅力が出ていますね。サビの分厚いコーラスも盛り上がってグッドです。
でも楽曲としての完成度はオリジナルに及びませぬ。
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