2006/03/23(木)15:46
レビュー#588 OSSIAN 《BORDERS》 84年スコットランド
Troy’s Wedding (Colin Magee)/Biddy From Sligo
Rory Dall’s Sister’s Lament
Chairlie, Oh Chairlie
I Will Set My Ship In Order (Tony Cuffe)
John MacDonald’s (Dan Hugh MacEachern)/The Sandpit (Dan Hugh MacEachern)
Bide Ye Yet
‘Neath The Gloamin’ Star At E’en
The New House In St Peter’s (Iain MacDonald)/The Ewe Wi’ The Crookit Horn/Willie Murray’s (Iain MacDonald)
Billy Jackson
harp, uilleann pipes, whistle, a-b, syn, vo
George Jackson
cittern, g, whistle
John Martin
fiddle, cello, vo
Tony Cuffe
vo, g, tiple
Iain MacDonald
pipes, flute, whistle
皆さんこんにちは。オシアンです。
「ラビリンス」にデビュー作が掲載されていたことで存在を知り、ここのメンバーが参加しているロバート・バーンズの箱セットを聴いてそのサウンドを断片的に体験し、さらにはケルト伝説にオシアンという人物がいたことが明らかとなり・・・。
いやー、単独作入手までの道は長かったわ。
本作はデビューから7~8年経っていて、その間に何人かのメンバーが入れ替わってるみたい。
ある意味、期待を裏切らないケルト音楽と言うことができるかも。
だっていきなりパイプの音プップクプー。ハープの音ポロロン。
最後までこの調子だったらどうしようかと一瞬ドキリとしたけれど、それはいらん心配でした。
笛もそれなりに目立ってるし、シターンのカッティングもいい味。
曲の構成は簡素なようでいて、鳴っている楽器の数は少なくない。
全体的に柔らかく神秘的な音作りが成されているかな。
たとえば楽器編成が似ているタナヒル・ウィーヴァーズよりもぐっとおとなしめ。
タナヒルも決して騒々しいバンドじゃないけど、オシアンの5人は絶対にどんちゃん騒ぎなんてしそうにないよ。
インスト率のが高めだけど歌入りもいいなあ。
3のハーモニーはなかなかの聴き応え!
タナヒルほどの芸術性はないがこの人らの重唱もいいね。
またまた隠れ民謡発見したかも。
6(歌入り)の最後に奏でられてる旋律が“バニッシュ・ミスフォーチュン”にしか聴こえないぞ。
さらに豆知識。
ここにいるジョン・マーティンはタナヒルのいくつかの作品に正式メンバーとしてクレジットされてます。
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