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2006/03/31
カテゴリ：民謡に関するちょっとしたお話
さて今回は８バージョン所有のトラッドをご紹介。
さあいってみよう！ Banks Of The Sweet Primroses どうやら色恋系の歌らしいですが詳しいことは知りません。 大好きな曲ではないし意識して聴くこともあまりないんだけど、なぜかメロディはよく覚えているのです。 フェアポートの男気ライブバージョンが一番好み。 Cam Ye O'er Frae France スコットランドのジャコバイツな歌ですね。 もう方言ばんばん出てきてます。 マディさんの高音美声とスネアがかっこよすぎなスティーライの演唱に惚れて集めるようになりました。 お気に入りはもちろんスティーライのバージョン。次いでコリーズ。 False Knight On The Road 賢いちびっ子と騎士に化けた妖怪（というか妖精というか）の問答を歌ったチャイルドバラッド３番制定の曲。 好きなのは…うーん、男女混声アカペラ三重唱のストーン・エンジェルのバージョンかなあ。 I'll Tell Me Ma 歌詞もメロディもとってもかわいいアイルランドの歌。 ヴァン・モリソンとチーフタンズの共演盤に入ってるやつが一番のお気に入り。 Let No Man Steal Your Thyme ブリテン諸島のあちこちで歌われていたみたいですが、最初の登場は北アイルランドとする説が多いみたい。 私が所有しているのはほとんど女性が歌ってます。 ペンタングルのデビュー作の冒頭がこの曲で、弓弾きのダブルベースがえらくかっこよかったな。 Peggy Gordon アイルランドの歌。 曲買いの対象になってるくせして、どんなメロディか思い出せん。 美味だけど後味は残さないってやつなのかねぇ？ Siul A Ruin 言うまでもなくアイルランド産。 歌詞に一部ゲール語が入ってます。 タイトルを英語にすると、“Walk My Love”になるみたいです。 コニー・ドーヴァーのバージョンがわりと気に入ってるんだけど、数ヶ月前に聴いた日本人女性のバージョンも気になる存在。 名前なんだったっけかなあ。確か名前は「雅姫」だったような。 The Unquiet Grave チャイルド78番で、「そんなに悲しまれたら俺はゆっくり眠れないよ」と死んだ彼氏がいつまでも嘆いている彼女を諭す内容…だったような気がします。自信ないけど。 グリフォンで知って集めだしたんだけど、グリフォンの旋律はほかではあまり聴くことのない特異な旋律だったのでした。 この歌で曲名検索すると、デスメタル系のバンドも引っ掛かってきます。 タイトルがタイトルだから納得です。（チャイルドバラッドとは無関係） Water Is Wide なんとなくアイルランドの歌だと思ってたら、実はスコットランド産だった。 ＣＭでも流れてたしとくに女性シンガーに人気が高いみたい。 でも個人的にはあまり好きじゃないな。きれいすぎて刺激が足りなくて。 いつの間にか集まってたってやつです。 Wild Rover アイルランド産で痛快なメロディの楽しい歌です。 どうやらドリンキングソング？ ドロップキック・マーフィーズもやってるし、ダブリナーズもやってる。 Willie O' Winsbury チャイルド100番でルーツはスコットランド。 裕福な家の主人とその娘、娘の恋人が登場してくる歌詞はもう、バラッドの王道パターンかもしれないです。 どうやら悲しい恋の歌らしい・・・ ジャッキーの歌唱がやたら切ないペンタングルのバージョンもすごく好きだけど、アンディ・アーヴァインのまろやかな喉が冴えているスウィーニーズ・メンのバージョンも大好きなのだ。 Ye Jacobites By Name これもスコットランドのジャコバイツなお歌でございます。 まずメロディがすごく好き。力強くて物悲しげ。 ロバート・バーンズ箱セットに入ってるとこみると、歌詞はバーンズ製なのかしらね。 気に入ってるのはジョンストンズかな。かわいい哀メロがたまりません。 同一メロディ（歌詞も一緒かは未確認です…）で“Aikendrum”ってのがありまして、それも含めると無伴奏男声重唱のタナヒル・ウィーヴァーズのバージョンが一番好き。 次回（その４）では７バージョン所有の８曲を出します。 数こそ多くないけど、ゴスペル扱いされてそうな「あ」の付く曲やらヴォーンウィリアムズの編曲でおなじみの「ぐ」の付く曲やら、超有名ソングばかりだよ。 お気に入りの記事を「いいね！」で応援しよう
Last updated
2006/03/31 12:41:12 PM
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