英国民謡好きの戯言

2006/06/22(木)19:11

レビュー#699 CLODAGH SIMONDS 《SIX ELEMENTARY SONGS》 97年アイルランド

90年代女性ソロ(48)

Be More Obvious Oh Mother Here We Go I Won’t Eat My Heart Out For you Iarraigai The Truth About Science By The Glacial Lake all songs written by Clodagh Simonds Clodagh Simonds vo, key, effects Ronnie Penney ds-machine  あ、これって日本限定盤みたいですね。  プロデューサーこそトム・ニューマンだけどもスタッフリストには日本人の名前がたくさん載ってます。  6曲入り20分半のミニで、邦題は「バンシー・ボイス」。  バンシーとはアイルランドやスコットランドにいるとされる、大声で泣いて家に死人が出ることを知らせるという女の妖精。(@英和辞書の説明文)  深い青が神秘的なジャケとあわせて、サウンドはちっともフォークじゃないです。  元メロウ・キャンドルのクローダー・シモンズ…だけれどやってる音楽は思いっきり現代音楽だなあ。  演奏は電子音バシバシ、歌声は幾重にも重ねられ素朴って言葉がまったく似合いません。  電子音ってもピコピコではなく、妖艶でこの世のものじゃない超自然的といいますか、ともかく「フツーの作品」じゃないなあ。  元メロキャンってつながりがなかったら、ここのサイトには絶対に登場していないタイプのサウンドです。  よって、メロキャンとは切り離して聴いたほうが得策。  私自身も「ええっこれが黒田さん!?」ってちょっと面食らったことだしね。  歌詞の内容はこれまた浮世離れというか、ジーザス系が多いです。  4は新約聖書マタイ伝から引用しているらしいが…キリスト教には疎いので何がなんだか。  まったく関係ないけど“バンシー”ってトラッドも存在してるよ! ページをめくると全裸女性がたくさんよ。でもちっともスケベじゃないのよ 人気blogランキングへ

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