英国民謡好きの戯言

2006/08/05(土)21:04

レビュー#758 INCREDIBLE STRING BAND 《THE HANGMAN’S BEAUTIFUL DAUGHTER》 68年スコットランド

50&60年代男性グループ(63)

Koeeoaddi There (Williamson) The Minotaur’s Song (Williamson) Witches Hat (Williamson) A Very Cellular Song (Heron) Mercy I Cry City (Heron) Waltz Of The New Moon (Williamson) The Water Song (Williamson) Three Is A Green Crown (Williamson) Swift As The Wind (Heron) Nightfall (Williamson) Robin Williamson vo, g, gimbri, whistle, per, pan pipe, p, oud, mandolin, jew’s harp, chahanai, water harp, harmonica Mike Heron vo, sitar, Hammond, g, hammer dulcimer, harpsichord Dolly Collins flute organ, p David Snell harp Licorice vo, finger cymbals  ロビン・ウィリアムソンの交際相手を連れてきちゃいました。  ローズもリコリスも音楽家としてはズブの素人、インクレディブル・ストリング・バンドのメンバーとお付き合いしてなかったら表舞台に出てくることはまずなかったであろう…が、幸か不幸かロビン・ウィリアムソン&マイク・ヘロンの恋人としてすっかり有名になってしまいましたね。  今回は欲張ってドリー・コリンズとデイヴィッド・スネルの2人にもお越しいただいてます。  スネルさんの方はどういう人なのかよく知らないので質問は受け付けませんよ!  これ、ジャケットがまず好き。  手作り感溢れる衣装を身に着けた皆さんが、森の木陰で記念撮影。  なんだか野外劇って感じでしょ?  ヘロンのすぐ前にいる帽子かぶったお子が緊張の面持ちで固まっててかわゆーい!  音楽の方はというと、好き勝手度がますますエスカレートしてる感じです。  1曲目、ジューズハープの響きが滅茶苦茶インディアしてるなあ、これはインド路線大爆発なのかな?と思ってたらば、オペラ(もどき)に古楽(もどき)にケルト(もどき)に茶道(もどき)と次々登場してくる。  時折顔を覗かせている気品ある香りは間違いなくドリーさんのお力だと思いますね。  彼女の手が加わるとISBのようなバンドでも途端に生活レベルがアップするような気がするのです。  ちなみにドリーさんは2曲でアレンジも担当しています。  びよーんびよーんみょんみょんみょんチャランチャランポッポコポッポコぴーひゃらり♪  的確なのかいいかげんなのかパッと聴きでは判断不可な演奏にのっかる、明らかに本気出してないだろ的歌声。  ISBは何をしたって結局ヒッピー・フォークに行き着いてしまう。  この人たちのレコーディングは、充分な時間と銭を与えられても「よしっ!ちょっと音程外れちゃったけどこのテイクを使おう!」「あまったお金でまた遊べるしね!」てな具合で進んでそうな気が。 ★公式サイト→http://www.makingtime.co.uk/beglad/ 人気blogランキングへ

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