2007/06/20(水)21:08
#830 CHIEFTAINS 《THE CHIEFTAINS 7》 77年アイルランド
Away We Go Again
Dochas
Hedigan’s Fancy
John O’Connor And The Ode To Whiskey
Friel’s Kitchen
No. 6 The Coombe
O’Sullivan’s March
The Ace And Deuce Of Pipering
The Fairies’ Lamentation & Dance
Oh! The Breeches Full Of Stitches
Paddy Moloney
ulliean pipes, tin whistle
Sean Potts
tin whistle, bones
Sean Keane
fiddle, tin whistle
Martin Fay
fiddle, bones
Michael Tubridy
flute, concertina, tin whistle
Derek Bell
neo irish harp, mediaeval harps, tiompan, oboe
Kevin Conneff
bodhran
produced by Paddy Moloney
illustration James Grashow
先日の来日公演も評判上々だったチーフタンズの7作目。
現在とはだいぶメンバーが違いますね。
ショーン・ポッツ、マーティン・フェイ、マイケル・タブリディの3人がいるし、数年前に急死したデレク・ベルも当然いる。
パディ・モローニ、ショーン・ケーン、ケヴィン・コネフは今でも現役で、今のフルート奏者マット・モロイはまだ加入してない。
7人の大所帯で兼任含めればティンホイッスルなんて4人もいるがな。
ロックとかクラシックとかジャズとか、様々なジャンルの音楽家と共演しまくってるチーフタンズだけど、ここでは自分達だけで作り上げています。
曲は全部トラッド、ご当地アイルランド産のもので占められているんでしょうかね?(すいませんライナー読んでません)
パイプがピョロピョロ鳴っていたり、ボーンズがカチカチカチ!と小気味良かったり、ハープとホイッスルのハモリがリリシズム満載だったり…。
汗がほとばしる熱演ダイナミズムといった感じはまったくしないなあ。
現在のチーフタンズ・サウンドと比べると30年前に作ったこれはぐっと「伝統的」です。
7人もいるけど終始大合奏ではなく、曲によっては一秒も出番がない人もいそうです。
んでスタジアムというよりは絶対にパブ、それもさほど賑やかではなくまったりとお酒を飲みつつ演奏もする、みたいな。
身内やごく親しい友人のみで小さく輪になって演奏している雰囲気があるんだけど、決して排他的ではなく飛び入り参加大歓迎!みんなで楽しく過ごそうよ!的なノリがありますねえ。
柔らかめでにこやかな曲調が多いからなんとも言えない幸せな気分になってきちゃうなー。
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