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2007/10/14
カテゴリ：90年代男女混合グループ
90年に結成されたスコットランドの男女混合バンド、アイアン・ホースの95年の作品。 ＢＢＣのドキュメンタリーに「ザ・ゲームキーパー」ってシリーズものがあって、それのサントラがベースになってるみたい。 どんな番組なのかはさっぱり知らないけど、確かに曲を持ち寄ってスタジオでポンポン録音していくような通常のアルバムとは趣が異なっているような気はします。 神秘的でオリエンタルで荒涼としていて… そうかわかった。この雰囲気はロリーナ・マッケニットに似ているんだ。 シンセをかなり多用しているんだけど、アンビエントって感じにはまったくなっていないの。 何の違和感もなく常識の範囲外の生物が登場してきそうな空気が流れています。 パイプが登場してくる曲があっても、それはスコットランド的というよりはトルコとかそっち方面のヨーロッパとアジアの中間地点のような音像なのね。 歌詞はあるのかないのか、歌入りでも英語では歌っていないかも。 聴きなれない不思議な言葉…マウス・ミュージックなのかなあこれって？ １人の歌声を聴かせるのではなく、多重処理をしていてなにやらミスティック！ そういう歌唱スタイルなのも手伝って、元々インスト率のが高いんだけど全曲インストと錯覚してしまいます。 コンポーズの中心はリン・モリソン。 ミステリアスで素敵な曲をたくさん書いています。才媛です。 とりわけ全部で３バージョン収録されているタイトル曲なんてねえ…美しすぎて鼻血出そうよ。 続いてギター以外の弦を担当しているロッド・ポール。 この人の弾くマンドリンやシターンがいいアクセントになってるんだよね～。 スコットランドの伝統歌（十中八九“スリー・レイヴンズ”か“トゥ・コービーズ”でしょうな）が解説文に登場する“ブラック・クロウズ・アンド・レイヴンズ”の作者はギャヴィン・マーウィック。 Warwick（ウォリック）と同じ法則で発音すればギャヴィン・マリックになってしまうのだが… 彼には間違っても「手力（てぢから）です！」とは言ってほしくないです。  ＜今日の私＞ 三鷹までカルロスヌーさんのライブに行ってきたよ。 レポは週末にでも書きまーす。 初夏に来日した時より確実にはじけてたなあ・・・ 人気blogランキングへ お気に入りの記事を「いいね！」で応援しよう
Last updated
2007/10/14 09:49:20 PM
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