2008/09/05(金)23:52
#1022 MARTIN CARTHY 《LANDFALL》 71年英国
★右側フリーページのアルファベットは索引になっています★
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Here’s Adieu To All Judges And Juries
Brown Adam (England/Child#98)
O’er The Hills
Cruel Mother (Scotland/Child#20)
Cold Haily Windy Night
His Name Is Andrew (Ackles)
The Bold Poachers
Dust To Dust (J Kirkpatrick)
The Broomfield Hill (England, Scotland/Child#43)
January Man (Goulder)
Martin Carthy(1941.5.21~)
vo, g
マーティン・カーシーのソロ。6作目くらい?
71年といえばカーシーはスティーライ・スパンに在籍していて、「プリーズ・トゥ・シー・ザ・キング」「テン・マン・モップ」の2作に参加しています。
本作がスティーライ在籍中に作られたものかどうかは知らんけど、5は「プリーズ~」でマディ・プライアをバックに素晴らしい歌唱を披露していたよね。
他に4、7、9もスティーライは取り上げています。カーシー本人が歌ってるわけではないけど。
「ランドフォール」はミドルテンポで重厚に歌い上げるタイプの歌が多いかな。
無伴奏シンギングはちゃんとあるし、ギターもやっぱり中低音中心。声域も低め。
私はカーシーの魅力は滋味渋な低音ボイスにあると思っているから、こういうまとめ方は大歓迎なのだ。
スティーライではティム・ハートが美しいショボン声で歌っていた7。
シンプルな生ギター弾き語りのカーシー版もいいなあ。
というかこの歌は元のメロディがすごく好きだからよほどのことがない限りどのバージョンもオールOKだろうがな!
“クルエル・マザー”ではちょっと高めのレンジも使っており、6分かけてじっくりとアカペラを。
メロディはこれまで聴いたことのあるどのバージョンとも似てないけど、カーシーはルーシー・スチュワートのバージョンを参考にしたんだとか。
ルーシー女史の歌唱は2曲持っているけどこの子殺しチャイルド・バラッドは持ってなかった…残念。
殺したわが子が亡霊となって現れて地獄行きを宣告されるという内容にそぐわず淡々と歌ってます。
まあそれに限らず、民謡って概して曲調と歌詞の中身が違ってる。それが逆に不気味で魅力なんだよね。
前述の5だって内容は相当スケベだしなあ。
もしも日本の歌い手がこういうのを日本語で歌ったら表現があからさますぎるってことで放送禁止になってしまうんじゃ!?
だってオブラートに包むとかそんなことやらないでそのままの言葉で歌ってるんだもの。
そのあたり、当地でのPTAの反応はどうなんだろうか。
昔から歌い継がれてきたってことで黙認?
他作は3曲あって、デイヴ・グールダー作の10はバート・ヤンシュやトニー・ローズも取り上げています。
お友達のジョン・カークパトリック作の8はアカペラ。
なんだか思慮深い感触の歌い方してます。
オリジナルは持っていたっけかなあ…持ってなさそうだなあ。
なおカーシー氏はMBE受賞者でございます。
王室にも認められたフォーキー! 素晴らしいね!
※今回から産地やチャイルド番号などの情報をわかる範囲で入れることにしました。
<副作用騒動の顛末>
抗生物質入りの薬と咳止め漢方をやめることに。
この薬でこういう副作用が出たのは私が初めてだと言われちゃったよ♪
祝・一番乗り!(何か違う)
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