英国民謡好きの戯言

2011/01/21(金)20:34

#1142 CYRIL TAWNEY 《NAVY CUTS -The Songs of Cyril Tawney-》 2001年英国

2000年代男性ソロ(31)

Chicken On A Raft On A Monday Morning Five Foot Flirt The Suit Of Grey Lean And Unwashed Tiffy Sally Free And Easy Stanley The Rat The Oggie Man Nobby Hall Sammy’s Bar Diesel And Shale Six Feet Of Mud Grey Funnel Line Cheering The Queen all songs arranged and performed by Cyril Tawney (1930.10.12~2005.4.21) compiled and re-mastered by Oliver Knight and John Tams  アラン・ハル、レスリー・ダンカン、シリル・タウニー。  この3人に共通するものとは?  答えは故人ということ。  英国トラッド/フォーク界の重要人物であるシリル氏は74歳で亡くなっているのだけど、6年前に死去の知らせを入手するまではもっと前に召されているとばかり思っていました。  愛され曲の“サリー・フリー・アンド・イージー”を筆頭にカバーされることが多いし、なんかレジェンド扱いされてるじゃないですか?  似たような例としてシドニー・カーター(2004年3月に88歳で死去)とドミニク・ビーハン(89年8月に60歳で死去)。少なくとも私が生まれた昭和50年代にはこの世にいないものとばかり…御三方とも勝手に殺しちゃってすいません!  若い頃のシリル氏は海軍にいたことがあったりジョン・トラボルタに若干似ている写真が存在していたり、中年期以降は立派な髭を生やして風格を出すことにチャレンジしてみたり…。  シリル氏の歌声は深みがありますね。  つややかな美声タイプではないのだけれど、うーむなんて言うかな…趣がある。じわっと沁みてくる。  スローテンポの無伴奏歌唱なんてもうね、血圧や脈拍も安定しそうだよ。  限界まで簡素とは何たるかを追求したかのような伴奏です。  抑えたギターや太鼓。  とりわけ呟くように低めの音でボロン…ボロン…と鳴らされるギターがいいなあ。  無駄に自己主張していない、けれど存在感はしっかりとあるんだ。  それにしてもこの方の作る歌って地味に名曲揃いだわね。  もっともっと評価されるべきだと思います。  http://www.cyriltawney.co.uk/  ここのバージョンとは違うけど“サリー・フリー・アンド・イージー”。  同じく“サリー・フリー・アンド・イージー”を歌う某レジェンドの映像をまたご紹介。

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