2011/07/30(土)13:51
#1248 ASHLEY HUTCHINGS 《KICKIN’ UP THE SAWDUST》 77年英国
La Russe: La Russe/Cadum Woods/Bluebell Polka
Buttered Peas
Hullichan Jig
Waves Of Joy: I’m Noo Awa’ Tae Bide Awa’/Rosin The Beau/The Minstrel Boy
Heel-And Toe Polka (The Belfast Polka)
Tavern In The Town
Double Quadrille: Danish Double Quadrille/Old Comrades’ March
Jumping Joan/The Rogue’s March
Dorset Four-Hand Reel
Hornpipes: Broken Hornpipe/Rickett’s Hornpipe
Reels: Speed The Plough/Davy Knick-Knack/Far From Home
Cumberland Square Eight: Cock O’ The North/My Love She’s But A Lassie Yet
Ashley Hutchings (1945.1.26~)
e-b
Graeme Taylor (1954.2.2~)
e-g, a-g
Michael Gregory
ds, tambourine
Jimmy Cooper (1907~77)
hammer dulcimer
Bob Cann
melodeon, calling
John Tams (1949.2.16~)
melodeon, mouth organ
Terry Potter
mouth organ
Michael Hebbert
duet concertina, syn
John Rodd
anglo concertina
Peter Bullock
clarinet, baritone sax, p, syn
producer Ashley Hutchings
フェアポート・コンヴェンションの創立メンバーにしてスティーライ・スパンの創始者でもあるアシュレイ・ハッチングスが作成したダンス・アルバム。
ブックレットには各曲ごとに踊り方の手順が記載されています。
ダンスといってもアイリッシュの高速ステップとかさかさまになって脳天を支点にしてぐるぐる回転するブレイクダンスではないのは今更言うまでもなく、複数の男女が向かい合って踊る…いわゆる「フォークダンス」でイメージするようなやつ。ああいう世界ですね。
参加者10人のうち蛇腹奏者が4人もいて、メロディオンやコンサーティーナの音色を楽しみたい場合にも使えるかも。
この国のこの世代で蛇腹奏者と言えばジョン・カークパトリックが絶対王者のような存在感を放っているのだけど、実はジョン・タムスも当レビューにすでに10回登場しているんだよね。カークパトリックの22回登場には遠く及ばないにしても、1回こっきりの登場が大多数の中10回登場はなかなかにすごいのです。
歌入りは6のみ。
歌というより口上としたほうがはまるかな? …あ、「vo」じゃなくて「calling」になってるね。呼び出しですね、これは。
演奏しているのは全曲トラッド。そのほとんどはイングランドのものと予想されますが、一部スコットランドやデンマークの曲も混じっています。
おっ、7は運動会のBGMでよく流れていた曲と同じメロディだ。懐かしいなー。
その他履歴を書いておきたいメンバーとしてはグレイム・テイラーもかな。
古楽フォークの雄グリフォンのギタリストとして活躍していた眼鏡っ子はハッチングスのこの手のプロジェクトにしょっちゅう参加しているのですよ。
あとはマイケル・グレゴリーもよく出てくる人だね。アルビオン周辺やフューシャで叩いてる。
蛇腹の音色ってかわいいよね。ウキウキ♪ きゅんきゅん♪ 萌えるぜ。
http://www.folkicons.co.uk/ashley.htm
リンクのトップは息子のブレア・ダンロップ(母親はシャーリー・コリンズじゃないよ)。パパの若い頃に似てる…ってまだ19歳なんか。しかも「チャーリーとチョコレート工場」でウォンカさんの少年時代を演じてるぞ。
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