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英国民謡好きの戯言

英国民謡好きの戯言

2011/10/14
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カテゴリ:音楽/その他

続き。



山 さあ番組始まって1時間がそろそろ経とうと。あっという間でしょ?
森 え、う、はい。
山 何しろ“原子心母”で23分食ってますからね。我々働いてるのは30分ちょっとですから、まだ。メッセージいただいてます。ラジオネーム、スタンドさん。北海道の男性の方。
森 はい。
山 「森田さん、私も北海道のラジオがプログレのきっかけです」。
森 ああ、お仲間。
山 「小学5年の頃、土曜の午後に放送していたNHK-FMのリクエストアワーでかかっていた“クリムゾン・キングの宮殿”が最初に聴いたプログレでした。そしてライブ・ゲストのデイヴ・シンクレアさんが参加したキャメルが初めて観た洋楽ライブでした。前回に引き続き今回も一日とっても楽しみです」。というね、北海道の男性からいただきました。ありがとうございます。
森 ありがとうございます。

山 番組ではリスナーの皆さんからのリクエスト、そして出演者へのメッセージ、プログレッシヴ・ロックへの思い入れ等々大募集しております。
森 宛先ですが、ファックスは…(略)
山 はい。リアルタイムなメッセージお送りいただけると。ただしお手柔らかにお願いしたいと思いますけどね、プログレファン厳しいですからね。
森 はい、お待ちしております。

<ジョン・ウェットンからメッセージ>

森 キング・クリムゾン、ウィッシュボーン・アッシュ、UK、エイジア。ベースを担いだ渡り鳥ことジョン・ウェットンさんからコメントをいただきました。
山 はい、“ブック・オブ・サタデー”をバックにいただきました。ジョン・ウェットンさんもだいぶ日本にいらっしゃってると思うんですけども(全員笑う)。「キョウハ イチニチ プログレ ザンマイ」でした。
森 でもこの声で言っていただけるとなんだか嬉しいですよね、プログレ・ファンとしましては。
岩 重要人物ですからね。
山 重要人物ですね。プログレのかなり重要人物ですよね。
岩 彼が入っていないバンドを、どのくらいあるの?ぐらいな、逆にね。彼の歌ってる曲を外してしまうとプログレは成り立たないぐらいな重要人物ですよ。
森 そうですよね。本当にそれだけジョン・ウェットンさん絡みのバンド多いんですけども。
ここでエイジアのリクエストをご紹介いたします。石川県の男性、ラジオネーム山の上の白バブンさん。「エイジアがプログレかと思う人もいるでしょうが、私はラジオから流れてきたエイジアからイエスやキング・クリムゾンという名前に行きついたので、エイジアがもたらしてくれたものは今なお大きいものがあります。エイジアにはシングルB面のみのアルバム未収録の曲があって、どれも素晴らしいんです。後追い世代でしたので、シングルを血眼で探したのも今では思い出です。ぜひ聴かせてください」。
それから大阪府の男性、カメヤマツトムさん。「プログレのメジャー・バンドからの主要メンバーで結成されたエイジアって相当なスーパーグループだと思っています。ヒット曲とは無縁のプログレ界にとって、彼らが次々にヒットを飛ばしていく様は痛快でした。リクエスト曲、これ2008年の再結成ツアーでも最初に演奏されていて、大切にされている曲だと思います」。ということです。
それではお聴きいただきましょう。エイジア、シングル“ドント・クライ”のB面に収められていた“デイライト”。

09. Daylight / AISA

森 エイジアで“デイライト”でした。
山 エイジアらしい。
岩 そうですね。ポップな。
山 うるさ型のプログレファンの方はプログレじゃないっておっしゃいますよね。
岩 そうですね。微妙なところですね、これはね。
山 怒んないでほしいんですよね。去年もそうだったんですけど、番組でかける曲ね、僕が決めてるわけじゃないんですよ。リクエストに基づいて。
森 そうそうそう、そうなんですよね。
山 はい、してるんでね、僕に怒られても困るよってとこがあるんですけども、いい曲ですよね。
岩 いい曲ですね。

森 リクエスト続けてまいりましょう。次は叙情派プログレの雄キャメルの登場ですね。
山 おー来ました。はい。
森 鹿児島県の男性、サンキューイッチさん。「美しいフルートの音色が印象的なこの曲をリクエストします。余談ですが私の父が1958年生まれでスタジオの皆さんとほとんど同世代です」。
山 はいそうです私と同い年です。
岩 うわ~、そうか~。
森 同じですね。「父と同世代の方々が今の自分と同じく、もしくはもっと若い時に出会い愛好した音楽を、それより十何年も後に生まれた私が好んで聴いている」。
山 うん。素晴らしい。
森 「(ちなみに父はプログレを聴かないので影響も考えられません)。という状況になんともいえない違和感を覚えます」。
山&岩 (笑)
森 それから京都府の男性、フィッターストークさんですね。「近年我々が青少年時代、少ない小遣いをやり繰りして何とか手に入れたアナログの数々が高音質CDで甦っています。その中で最近最も感銘をを受けたものの1つがキャメルの『スノー・グース』のSACD。改めてあの時代に10代で良かったとそう思わずにおれない1枚でした」。
山 ほお。
森 さらに大阪府男性、ロハスポさん。「叙情的なプログレの名盤の中でもこの「スノー・グース」はポール・ギャリコの名作短編とリンクすることで立体的な楽しみ方ができる作品だと思っています。聴いてから読んでも泣ける。読んでから聴いたらもっと泣ける。秋の夜長に最適な1曲だと思います」。
ということでお聴きいただきましょう。キャメル75年のアルバム「スノー・グース」から“ラヤダー”。

10. Rhayader(邦題:醜い画家ラヤダー) / CAMEL


森 キャメルの“ラヤダー”お聴きただきました。
山 はい。
森 小説とリンクして。
山 ポール・ギャリコね。孤独な男と少女の心の交流を描いた。結構、確かにしんみりした話。
岩 いい話ですね。

森 さあ引き続きリクエストです。次もイギリスの大物バンド、ムーディー・ブルース。
山 来ましたねムーディー・ブルース。
森 奈良県の男性、オオミネゴルゴンリョウスケさん。「そういえば前回、ムーディー・ブルースがなかったと思いリクエストさせていただきました。職人芸的ポップスセンスと豪華で優しいプログレ・サウンドのこのバンド。ちょっと最近影が薄い気がします。草原を駆け抜けるような壮大なパートとバラード・パートの二面性の美しい“クエスチョン”。ぜひお願いします」。さらに福岡県男性、コーヒーメーカーさん。「ムーディー・ブルースの過小評価が我慢なりません!! バンド名からして演歌のバックバンドみたいだし。仕方がないか」。
山 ムーディー勝山みたいなね。
森 「いや、でも彼らには本物の歌、本物の心がある。超絶技巧も派手さもないけど、歌詞のテーマに合った無駄のない音楽は何度聴いても飽きません。ムーディー・ブルースに光を」。
それから東京都の男性、マリンエンバートイワさん。同じくムーディー・ブルースへのリクエスト。「五郎さんはじめ皆さん頑張ってください」。
山 頑張ります。
森 「前回に続いてこの夢のような史上の番組必ず聴きます。毎回なんでこのグループがかからないのか。としては私的になんといってもムーディー・ブルースです」。
山 毎回っていうほどやってないんだよね。
全員 2回目なんですけど。
山 だってムーディー・ブルースはプログレじゃないって怒る人がいるんだもん。
森 東京都男性、メロニアさん。「ムーディー・ブルースはプログレ・ファンの間で過小評価されてますけど、ムーディーなブルースなんかじゃありません。初めてメロトロンを使用しプログレッシヴ・ロックを創始した開祖なのであります。そして叙情美と幻想美において彼らを凌駕する者はいないのではないでしょうか。全世界のプログレ・ファンはこの真実に目覚めてほしいです」。
岩 なるほどね。
山 いいですか岩本さん? じゃ、ムーディー・ブルースかけて。
岩 もういいですよ。ムーディーは歌を中心のバンドで派手なサウンドはないけども、曲はいいですから。確かにね。
森 ではお聴きください。ムーディー・ブルース70年のアルバム「クエスチョン・オブ・バランス」から“クエスチョン”。

11. Question(邦題:クエスチョン ) / MOODY BLUES


森 はい。ムーディー・ブルースこそプログレだという熱いプリクエストにお答えしておかけしました。“クエスチョン”。
山 やっぱりプログレじゃないような気がするなあ。どうなんですか岩本さん?
岩 どうですかね。まあ確かにマイク・ピンダーってキーボードがね、メロトロンって楽器の開発に関わってますからね。バックは厚いしプログレと言えばプログレだけども、ポップス寄りのプログレかなあという気がしますけどね。



続く。






Last updated  2011/10/14 11:02:05 PM
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