カテゴリ:音楽/その他
続き。 山田五郎→山 森田美由紀→森 岩本晃市郎→岩 宮武和広→宮 山 12時15分から生放送でお送りしております、「今日は一日プログレ三昧・再び」。山田五郎と、 森 森田美由紀と、 岩 岩本晃市郎でお送りしています。 山 さてここで皆さんお待ちかねのゲストの方の登場でございます。 森 ミスターシリウスこと宮武和広さんです。よろしくお願いいたします。 山 よろしくお願いいたします。 宮 はいどうも。こんにちはどうも。お久しぶりです。僕は音楽人としてこうやって登場させていただくのは実に20年ぶりでございます。 山 えー!? 森 ああそうですか…。 宮 感激の極みですね。 山 今ミスターシリウスことというお話でしたけれども、ミスターシリウスはバンド名ではないんですか? 宮 もちろんバンド名でもありますけども僕個人の名前でもありますので、ですから両方兼ねてるということですよね。 山 宮武さんがつまりミスターシリウス。 宮 そうです。 山 ということなんですよ。 森 ということなんですね。 山 今日は宮武さんスーツで、ビジネスマンの出で立ちで。 森 私たち3人はカジュアルな格好なんですけれども、ピンストライプの紺色のスーツに赤とグレーの混じったネクタイをビシッと“ミスター”っていう。 山 滅茶苦茶ビジネスマンなんですよ。 森 という感じでお越しいただいています。宮武さんはギター、ベース、キーボード、フルートやオーボエなどの木管楽器など多種多様な楽器を操るマルチ・プレーヤーであり、スタジオ・エンジニアでありソングライターでもいらっしゃるんですよね。これだけたくさんの楽器を演奏できたら素晴らしいだろうなあと思いますが。 山 思いますよ。 森 いろんな楽器の演奏ってのは混乱しないものですか? 宮 やっぱり普通に行くと混乱するんで、特にレコーディングの時なんかは3日ぐらい前からその楽器に適したような環境に自分を追い込むんです。 山 例えばどういうことですか? 例えばギターに適した環境っていうのは? 宮 自分自身をこう、思い込むんですね。僕はその…例えばジュリアン・ブリームだとかジョン・ウィリアムスだとか。キーボード僕凄い下手糞なんですよね。普通にやったら弾けないんですけども、3日ぐらい前から僕は難波弘之さんやと思い込むんですよ。 山 わりと身近なとこを思い込みましたね。 宮 で、難波さん難波さんと思い込むと、僕弾いてないんやけど難波さんの両手が両方から出てきて速いパッセージとか弾けちゃうんですよ。 山 難波さんが降りてくる? 宮 降りてくるんです。 山 おお~。 宮 この人を降ろしてくるっていうのがマルチ・プレーヤーのポイントで、ベースなんかはどちらかというと黒人をイメージします。だからちょっと渋めなんですけどチャック・レイニーとかロン・カーターとかウィルトン・フェルダーとかああいった黒っぽいあたり。3日ぐらい前から僕は黒人だと思って食生活も全部。 森 食生活も全部!? 宮 全部やんなくてですね、そしてベースを入れるんですね。そういうことをやってました当時。 山 大変ですね。じゃあワンパートにつき3日必要なわけですよね。 岩 凄いですね。 山 マイク・オールドフィールドでもそこまでやってなかったという。 岩 やってなかったと思いますね。 宮 ありがとうございます。 山 いやー凄いですよね。その宮武さんなんですけども、現在は傘屋さんが。アンブレラを…アンブレラズを売ってらっしゃるんですよね。 宮 家業が傘屋の4代目なんで、結局家業に戻ったということなんですけども。ただ僕はプログレを辞めたとは思ってなくて、当時多重録音をやっていたノウハウは今、僕のウェブマスターとしてのスキルに生きていますし、僕の作品ていうものはウェブページで傘のタイトルなんかは、全部プログレのタイトルをそのままつけたりしているんですね。 山 そうなんですよね。 宮 あと通販の講演で全国を廻っているんですけども、それが僕のいわゆるライブステージみたいなもので、1人2時間喋るんですけども、まったく当時と同じ心の密度を持ってライブやってますので。 山 当時のMCの感じで。 宮 そう、MCの延長です。 山 なっがいMCを。 宮 当時は演奏とMCだったんですけども、今はMCだけという感じですね。 山 でも宮武さんの傘を通信販売で…ネットでも買えるんですけども、そこでCDも売ってるんです。3枚注文するとサインがもらえるんですよ。僕もらって。 宮 そうでしたか。 山 ミスターシリウスのサインが送られて。 森 あ、本当に。 山 はい。1枚1枚ちゃんとこう、宛名を入れてくださって。 森 そうなんですね。 山 ありがたいですよ。 宮 3枚特典ですね。ありがとうございます。 山 3枚特典活用してます。 森 このミスターシリウスにもリクエストいただいております。 山 当然来ますでしょそれは。 森 ご紹介いたします。大阪府の男性ミスターシリウス応援団、リンキラさんですね。「私のプログレ初体験は8年前に聴いた宮武さんのミスターシリウスのファーストで、特にそのファースト収録のこの曲の近代フランス的な旋律の甘美さにたちまち虜になりました。その日まで23年間の人生で音楽への興味がゼロ同然だった自分がその日を境に音楽以外どうでもよくなるほどに自分の人生を変えた曲です。今回宮武さんがゲストなのでぜひこの曲をお願いします」。ということで、リクエスト曲は“ステップ・イントゥ・イースター”ですね。 もうひと方、東京都の男性リベランさんですね。「武田さん1年ぶりですね。私は相変わらず研究者のふりをして生活しています。宮武様が出演されるとのこと、今ちょうど「バレンドリーム」を聴きながら仕事をしていましたので、名曲“ステップ・イントゥ・イースター”をリクエストします。ではまた皆様の色々な蘊蓄が聞けることを楽しみにしています」。 山 この男は私の知り合いですね。 森 あ、武田様ってありますけど。 山 私の本名で来てますから、はい。お医者さんです。脳外科の医師です。カンタベリーのホームページを作ってます。 森 もうひと方「「今日は一日プログレ三昧」。出演者の皆さんこんにちは。山田さん、岩本さんという常任理事に加え、今回は宮武さんが出演とのこと大変楽しみにしております」。 山 ありがたいことです。 森 「私が初めて宮武さんをお見かけしたのは1980年代の初め頃。某音楽出版社主催のテープコンテストの表彰式で引き続いて開かれた、座談会の会場でした。宮武さんは確か編曲賞をお取りになったと記憶していますが、その座談会において優勝した方よりも、準優勝だったKENSOの清水さんよりも雄弁に、ご自身の音楽論、プログレ論を大きな声で語っておられたのが宮武さんでした。あの座談会だけを見た人は間違いなく宮武さんがコンテストの優勝者だと思ったはずです。そんな宮武さんのこと、今回の出演依頼があった際にはきっと、「いやあ僕はもう現役から離れて20年経ちますから」とおっしゃりながらもその日のうちに番組10時間分の選曲をされたことだろうと思います。宮武さんしか知らない関西とプログレに関する楽しいお話期待しています。さて話は変わりますが、私は森田美由紀アナの昔からのファンです」。 森 ありがとうございます。「その森田さんがプログレがお好きだなんて、なんと素晴らしいことでしょう。それなのにどうして私がそこにいないのだ!!! 嘆いていても仕方がないのでリクエストします」。仕方がないので…(笑)。ミスターシリウスの“ステップ・イントゥ・イースター”。KENSO清水義央さんからの。 宮 あっはっはっは。 山 清水さんなんだ。 森 はい、リクエストでした。 山 なんでその場にいたのかなあとね。 宮 本当ですね。 山 どちらさんだろうと思いましたら。 森 清水さんですね、前回の… 山 そうです「プログレ三昧」ナビゲーターお付き合いいただいていましたけども。 森 そのKENSOにもリクエストが来ています。32歳女性マチネさん。「前回の放送で初めてKENSOと清水さんを知りました。偏屈さと愛嬌とこだわりとミーハーさが出たり入ったりする清水さんの可愛いパーソナリティーに興味を持ちました。今回は清水さんはいらっしゃらなくて残念ですが、何でも宮武和広さんも清水さんのお友達ということで、どんなお話が聴けるのか楽しみです」。と。 山 楽しみですよね。 森 ということです。 山 清水さんはだって、宮武さんのミスターシリウスでギターで参加されたことも。 宮 もう清水君とは腐れ縁というか、古い付き合いですね。一番古い付き合いですね。 森 それでは2曲、仲良く聴いていただきましょう。ミスターシリウス86年のアルバム「バレンドリーム」から“ステップ・イントゥ・イースター”、KENSO91年のアルバム「夢の丘」から“月の位相 パート1”。 21. Step Into Easter / MR.SIRIUS ![]() 22. 月の位相 パート1 / KENSO ![]() 森 今日のゲスト、ミスターシリウスの“ステップ・イントゥ・イースター”、そしてKENSOの“月の位相 パート1”お聴きいただきました。 このKENSOの“月の位相 パート1”にはもうひと方リクエストいただいています。 東京都の木工ボンドさんから。「今日は歯科医師の方はお見えにならないのかな」。というリクエスト頂戴しております。 山 歯科医の方は親知らず抜いてると思いますね今日あたり。 森 宮武さんを迎えて続いてはこのコーナーです。 続く。
Last updated
2011/10/15 04:38:04 PM
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