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英国民謡好きの戯言

英国民謡好きの戯言

2011/10/17
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カテゴリ:音楽/その他

続き。


山田五郎→山
森田美由紀→森
岩本晃市郎→岩
宮武和広→宮



森 で、この頃名前も変わったんですね?
宮 シリウスから1人になったんで、名義もミスターシリウスにしようってことで。
山 そうでしたか。そこでミスターが付いたんですか。
宮 この時にミスターシリウスってのはいわゆる僕の登録商標っていうか、そういう形になりましてね。
もうこの時は全財産を楽器に費やしても惜しくないっていうね、それにキーボードが出たら必ず買っていた。それであとリズムマシンも最初TRだったんですけども、ついにリンドラム2っていうのを買いました。120万です当時。
岩 そうでしたねぇ。
宮 楽器屋さんの話、「いま日本でこのリンドラム2を持っているのはたった2人ですよ」「もう1人誰々? 教えて!」「言っていいですか? オフコースですよオフコース」「オフコースと僕だけがこのリンドラム2を持ってるの今!? えーーーっ!!!」ってなって。
山 当時オフコースが良い機材持ってたんですよね。確かね、シンセのプロフェットかなんかもオフコースが最初に持ってませんでした?
宮 僕ね、オフコースはプログレやと思いますよ。
山 ですよね。
宮 オフコースはプログレですよ。
山 その説ありますよね、オフコース・プログレ説。
宮 プログレ大好き。
森 そこはまた後ほど(笑)。
宮 ごめんなさい!
全員 (笑)
森 ではワンマン時代のミスターシリウスの貴重な録音をお聴きいただきましょう。
山 あるんですね。
宮 1人でやってるって。全部。
森 ミスターシリウス、“サンズ・オブ・サンド”。

36. Sons of Sand / MR.SIRIUS

森 フルート素晴らしいですね。
山 吹きまくってますね。
宮 初心者マークです。これで1年。
山 これ降りてますわ確かに。
宮 降りてでしょ?
岩 降りてますよねこれ。降りてます。
山 当時ロック畑でフルート吹く人ってそんないてなかったから、これ呼ばれたんじゃないですか?
宮 いろんなバンドに重宝がられましたね。
山 やっぱり?

宮 いろんなバンドに呼んでいただいて入りました。その中でもパーマネントに参加したのがページェントっていうバンドでした。
山 それはどんなバンドなんですか?
宮 これはどちらかというとノヴェラの系統なんですけども、ケイト・ブッシュとジェネシスをプラスして。お化粧もしてたんですけども。
森 宮武さんも?
宮 うん、僕もお化粧しないわけにいかないから。うっすら化粧ですけどもやってました。
山 やってましたか。
宮 ただ決定的にこのページェントとノヴェラが違うのは、決して化粧してもかっこよくないんですよあんまり、ページェントは。どちらかというとノヴェラが宝塚としたならばページェントは新喜劇っていうか、もっとアングラな感じ。
リーダーの中島さんはご自身をバカ殿メイクって言ってたし、永井さんも…今の大木さんは化け猫っていうことで。非常に…耽美じゃなくて珍奇な耽美さというか。特異な美の世界ですね、ありましたね。
山 永井博子さんてね、声は綺麗ですけどね。
宮 綺麗ですね。本当にページェントで大木さん、ま、今の大木さんですね、この大木さんの才能と出会えたのがやっぱり僕にとっての一番の収穫でしたね。
山 その当時永井博子さん、今大木理紗さん。
宮 大木さんはヴォーカルももちろん巧いけど、実はね、関西随一のキーボーダーなんですよ。
山 あ、そうなんですか。
宮 キーボード巧いですよ~。もう僕は関西のリック・ヴァン・ダー・リンデンやと思ってました。
山 へー。
岩 出ました。トレース!
宮 巧い! 巧いです。トレース。ジャズを弾いてもねポップスをやってもね何しても巧いし、同じようにボーカルも彼女巧いんです。だからシャンソン歌ってって言ったらシャンソン歌えるし、ひばりさん歌ってって言ったらちゃんとひばりになれるんですよ。凄い方。
だからこの大木さんに会ったのがやっぱり僕の一番の収穫でしたね、ページェントで。
山 なるほどね。
宮 それから僕があとお付き合いあったバンドではあとはブラック・ペイジってのが印象深いですね。関西にはちょっと派の違うようなインストもの目指してるバンドで、ドラムが菅沼孝三さんやってたんで、関西に珍しいインスト系バンドだったんですね。これも非常に印象に残ってますよ。
森 その当時宮武さんが参加されていたりお付き合いのあったというバンド、2曲続けて聴いていただきましょう。ページェント86年のアルバム「螺鈿幻想」から“レクイエム”、ブラック・ペイジ“パラノイア”。

37. エピローグ / PAGEANT


38. パラノイア / BLACK PAGE


森 これ、お聴きいただいているのがブラック・ペイジの“パラノイア”、そしてその前にお聴きいただきましたのがページェントの「螺鈿幻想」から、“レクイエム”とご紹介したんですが“エピローグ”ですね。2曲続けてお聴きいただきました。
宮 懐かしいですね(笑)。



続く。






Last updated  2011/10/17 08:34:41 PM
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