カテゴリ:音楽/その他
続き。 山田五郎→山 森田美由紀→森 岩本晃市郎→岩 富家大器→富 ミト→ミ 上野洋子→上 ※発言こそしていないが山本精一氏も同席している <UKのエディ・ジョブソンからメッセージ> 森 エディ・ジョブソンさん本当ですかという声がスタジオに溢れましたけども。 山 ホンマもんのエディ・ジョブソンですから山本さん。 森 今年UKで来日を果たしたエディ・ジョブソンさんでした。 リクエストもいただいています。ご紹介しましょう。大阪府28歳の女性、シューレティンガーオデコさん。「大人のプログレって感じがするUKの1作目。渋みにはまってCDだけじゃなくアナログ盤まで探しちゃいました。邦題を見てびっくり。アルバムが『憂国の四士』」。これ4人の侍ってことなんですかね? それから「“イン・ザ・デッド・オブ・ナイト”は“闇の住人”。なんて仰々しい。こういう権威主義っぽい打ち出しがパンクの時代には必要だったのかなあと思いました」。ということですね。 山 いやあパンクが始まる前からプログレはそうでしたよ。 森 タイトルがね(笑)。 山 邦題はね、基本的に漢字。 岩 漢字好きなんですよプログレは。 山 ヤンキーとプログレは漢字が好きっていう共通点があるんですけども。 森 そして48歳の男性、サザナミさんから。「ずーっと聴いてます。最高だー!」。ということでUKのリクエストをいただいています。 ではお聴きください。UK、78年のデビュー・アルバムから“イン・ザ・デッド・オブ・ナイト”。 49. In The Dead Of Night / UK ![]() 森 UK、78年のデビュー・アルバムから“イン・ザ・デッド・オブ・ナイト”をお聴きいただきました。富家さん、この曲コピーしたことが? 富 コピーしてましたね、昔ね。その当時のバンド少年とか、ある程度楽器に興味があって難しいことしたくなったらやるんじゃないかなあ結構…昔はねえ。そういう標的の曲です。やっぱり。 山 必ず通ってくる。 富 通ってくる道の1つ。僕は同世代の人は多いです、そういう話するとね。懐かしい。 山 特に太鼓の人は今で言うブルフォード? 昔で言うブラフォード?は必ずやっぱり…通る道でしたよね。 富 必ず通ってくる道ですね。プログレとかね、うん。 森 リクエストにお答えしていきます。これ最近のバンドなんでしょうか? ムーン・サファリ。 岩 そうですね、スウェーデンのバンドですね。最近プログレッシヴ・ロックというのは流行っていまして。流行っているんです実は。 山 なんかスウェーデンで流行ってるらしいじゃないですか。 岩 イタリアとスウェーデンからいろんな新しいバンドが出て、昔のバンドも再結成してる。その中でかなり人気があるバンドですね。 森 ふーん…ムーン・サファリですね。リクエストいただいています。千葉県30歳の女性、ムシャシャビさん。「ムーン・サファリの『ラヴァーズ・エンド』はこの数年の最高のアルバムでした。噂を聞いて期待したものの、通販サイトは軒並み売りきればかり。数ヶ月間輸入盤屋さんを梯子し続けてやっと見つけた時の喜び。とても思い入れも深まりました。途方もないいいメロディばかりで、これほどの曲を揃えるのにどれだけのメロディを書いたのかなあと気が遠くなります。作品に釣り合わないあまりにひどいジャケットが残念です」。という(笑)。 山 これですよね? 僕も今これ、「ラヴァーズ・エンド」っていうからこれだよなあと思って。大概なジャケットなんですけども。 森 これはワインカラーの地に女性のシンプルな…髪の長い女性が。 富 開けると…尻尾ですか? 山 尻尾なのか… 森 動物になっているんですかね? 山 動物のようにも見える。 岩 でもなんか、モノクロの頃のマレーネ・ディートリッヒの真っ白い、なんか描いちゃいましたっていうか(笑)。 山 滅茶滅茶よく言えばマレーネ・ディートリッヒですけども、素人が描いたような絵ですよこれ。 全員 (笑) 山 このジャケットを見てさっき「俺は好きやなあ」って言ったの山本さんだけですよ!? 全員 (笑) 森 いいですか?(笑) 富 ファンタジックな音楽が出てきそうな感じじゃないですかねえ。 山 一体このジャケットからどんな音が飛び出るか。 森 この曲にもうひと方リクエストいただいてます。東京都35歳男性のブタバニさんからもリクエストをいただいてます。 では本当にこのジャケットからどんな曲が出てくるんでしょうか。ムーン・サファリ2010年のアルバム「ラヴァーズ・エンド」から“ア・キッド・コールド・パニック”。 50. A Kid Called Panic / MOON SAFARI ![]() 森 スウェーデンのバンド、ムーン・サファリの“ア・キッド・コールド・パニック”でしたが。 山 うわあびっくりした! 森 このスタジオ中の皆さん、反応は爽やか。 山 ま、爽やかでしたね。 ミ ずっと裏切らないっていう(笑)。 山 だけど長い。そして単音のシンセのソロがある。 ミ 大団円で終わる。 山 リフが若干イエスの“危機”の最後のリフに似ていなくもないみたいな。…これですか。これが今流行っていますか。 岩 流行ってますね。爽やかな。 山 そしてあの、ジャケはこれですよ。 全員 (笑) 岩 そうですね、ジャケがちょっとね。 山 これさあ、メジャーなバンドのジャケじゃないですよ。 岩 ジャケットで言うとバンド名がメドゥーサみたいものになりそうな。 山 インディーズの手売りしてる人のジャケですよこれ。 森 これが今手に入らないくらいの人気だっていうんですからね。 富 ジム・オルークとかああいう世界ですかね、どっちかというと。 ミ ああ、近いですね。 岩 ジム・オルークの世界に近い。ジャケットは。 山 確かに確かに。 森 曲、続けていきましょう。続いてはマイク・オールドフィールドの美しい歌ものということなんですが、どうですかマイク・オールドフィールド? 岩 最初デビューした頃は多重録音というか、独りで長い曲。でも段々短くなってきて“ムーンライト・シャドウ”という大ヒット曲が出た後にマギー・ライリーと組んで。その路線しばらく行くんですね。その辺で好きになった方も実は多いんですよね。 山 あれ? ヴォーカルってアニー・ハズラム? 岩 えーと、マギー・ライリーという人で。アニー・ハズラムはソロでそれをカバーしてますね。 山 ああ、なるほどね。 森 リクエストご紹介しましょう。京都府27歳女性、ミネコさん。「ポップな歌ものマイク・オールドフィールドがプログレかという疑問はありますが、この美しさの前ではその疑問も問答無用で消え失せてしまします。民俗音楽っぽい空気と神経質なギターはやっぱりプログレなのさ」。 山 「なのさ」って(笑)。 ミ 凄い、言い切られちゃった。 森 「マギー・ライリーの歌はこんな風に歌えたら幸せだろうなあと思ってしまします。ライブのゲストの上野さんがいたザバダックを思い出しもする曲です」。 山 出ましたザバダック。あれかな、「ディスカヴァリー」のかな。 岩 はい、「ディスカヴァリー」ですね。 森 上野さん絡みでもう一通いただいています。三重県31歳男性、これ…ボインシモダさん?ですか? 「先ほどのセッション素晴らしかったです。上野洋子さん、明日お誕生日なんですね」。おめでとうございまーす! (拍手が起こる) 山 おめでとうございます! マニアックな情報を! 上 ありがとうございます。 森 お誕生日なんですね。 上 はい。 森 というお便りもいただいています。ではお聴きいただきましょう。マイク・オールドフィールド84年のアルバム「ディスカヴァリー」から“トゥ・フランス”。 51. To France / MIKE OLDFIELD 森 マイク・オールドフィールド“トゥ・フランス”お聴きいただきました。ザバダックを思い出しもするという曲ということですが。 上 好きでしたね、結構。喫茶店でかかると「あっこれマイクだ!「とか言いながら騒いでました。 山 喫茶店でかかってたんだねってことがね、この曲が当時は。 森 これ結構、日本のいろんなアーティストにも影響あったんでしょうか。 岩 マイク・オールドフィールドっていうのはギタリストで、その手法とか録音方法とかいろんなことでは与えているんですよね、影響をね。ただ後半になってヴォーカリストが変わってシングルのポップ・ソングを出していく頃になると、マイク・オールドフィールドっていうよりも曲だけが独り歩きしていくんですよね。 上 「エクソシスト」とかね。あった。 山 「チューブラー・ベルズ」ね。 富 結構分かれますよね。 山 この辺からちょっとその、ケルト的な感じも入ってきて。いろんな影響受けてるミュージシャン多いですよね。日本もね。 岩 多いです。本当多いですね。 続く。
Last updated
2011/10/20 07:06:02 PM
コメント(0) | コメントを書く
[音楽/その他] カテゴリの最新記事
|
|