カテゴリ:50&60年代男女混合グループ
Shirley Hart(vo:1932.12.8-) Colin Wilkie(vo, g, 5 string banjo:1934.5.9-) John Pearse(g, bouzouki, appalachian dulcimer:1939.9.12- 2008.10.31) これまた非常にオーガニックなアルバムですなあ。生の歌に生のギター、バンジョー、ブズーキ、ダルシマー。間違いなくノンケミカル処方ですよ。 とりわけコリン・ウィルキーの歌声が素朴すぎる…と言うか素朴通り越して地味です。絶対に背中丸めて足元に視線落としてボソボソ歌ってそうだよー。これで満面の笑みでステージ中央に仁王立ちして歌ってたらイメージ違いすぎる。 シャーリー・ハートもやっぱり派手の対極にある歌声で、だけどコリンとは違って力強さは感じ取れますね。 この2人夫婦のようで、シャーリーのほうが少し年上です(←妙に納得)。結婚の時期は不明だけどヴィンセントという名前の息子が69年に生まれています(音楽畑で活動してるけどフォークではない)。 伴奏で協力しているジョン・ピアースはギターが相当達者なようで、マーティン・カーシーは彼からも影響を受けているのだとか。英国フォーク界では重要な人物らしいけどワタクシ勉強不足ゆえ存じ上げませんでした。戯言レビューに出てきたのも今回が初です。 収められている13曲は英国産に限らずアイルランド(1)、デンマーク(2)、カナダ(4、7、13)、ウェールズ(5)、ベルギー(6)、イスラエル(8)、フランス(10)などなど。 1は“ウィスキー・イン・ザ・ジャー”と同じメロディです。歌詞もほぼ一緒なんじゃないかな。 ラストもきっと多くの人が知っているメロディを持っています。“ヤンキー・ドゥードゥル”もしくは“アルプス一万尺”ね。 2人はヨーロッパのみならず北米にもたびたび足を運んでいて、そこで友達になった人に歌を教えてもらっているみたい。 聴く人によってはテンション低すぎて物足りないかもしれないけど、「覇気がない」と言われることが少なくない私にとってはこのくらいでもちょうどいいや。
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Last updated
2015/11/14 06:59:16 PM
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